「今後ともよろしくお願いいたします」は目上にも使える?NGシーンと言い換え表現も解説

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「今後ともよろしくお願いいたします」——ビジネスメールの締めや、取引先との挨拶でよく使う表現ですよね。

ただ、こんな疑問を持ったことはありませんか?

  • 目上の人に使っても失礼じゃないの?
  • 「今後もよろしくお願いします」と何が違うの?
  • 言われたとき、どう返せばいい?

実はこの言葉、「これからもよろしく」という意味だけでなく、現在お世話になっていることへの感謝が前提に込められています。だから「今後も〜」よりも一段温かみのある表現です。目上の方にも問題なく使えますし、むしろ丁寧さが伝わる言葉です。

一方で、謝罪の直後や関係が終わる相手に使うと違和感を与えてしまうケースもあります。

この記事では、正しい使い方とNGシーン、言い換え表現、返し方まで、実際のビジネスシーンですぐに使えるかたちでまとめています。

「今後ともよろしくお願いいたします」を使っていい場面・ダメな場面

まず気になる方も多い「目上の人に使っていいのか」という点から確認しておきましょう。結論から言うと、目上の方に使っても全く問題ありません。「お願いいたします」は二重敬語にもならない正しい敬語表現なので、上司や取引先にも安心して使えます。

また「今後もよろしくお願いします」との違いも押さえておくと便利です。どちらも似た意味ですが、「今後とも〜」には現在お世話になっていることへの感謝が前提として乗っているぶん、より丁寧で温かみのある表現です。

使える場面

  • 取引先との商談や打ち合わせの締めの挨拶
  • お世話になった上司や先輩へのお礼の言葉に添えるとき
  • ビジネスメールの結びの一文として
  • 初対面の相手への自己紹介の締めとして

使わないほうがいい場面

  • 謝罪の直後
    「大変申し訳ございませんでした。今後ともよろしくお願いいたします」という流れは、反省の気持ちが薄く見えてしまいます。謝罪後は「今後このようなことがないよう努めてまいります」などで締めるのが自然です。
  • 関係が終わる相手
    契約終了や退職の連絡など、今後の関係が続かない相手に使うと違和感を与えます。「またご縁がありましたら、ぜひよろしくお願いいたします」などに言い換えましょう。
  • 親しい同僚や部下
    丁寧すぎて他人行儀な印象になることがあります。「これからもよろしく」など、関係性に合ったカジュアルな表現のほうが自然です。

「今後ともよろしくお願いいたします」と言われたときの返し方

相手からこの言葉をもらったとき、どう返すか迷った経験はありませんか。メールと対面では対応が少し異なるので、それぞれ確認しておきましょう。

メールで返すとき

特に返信する内容がなければ、あえて返信しなくても失礼にはあたりません。ただし、返信する場合は冒頭に「こちらこそ」を添えるのが自然です。

  • 「こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。」
  • 「こちらこそ、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。」

相手が目上の方や改まった取引先であれば、クッション言葉を添えるとより丁寧な印象になります。

  • 「こちらこそ、至らない点もあるかと存じますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」
  • 「こちらこそ、引き続きご指導のほどよろしくお願い申し上げます。」

対面・電話で返すとき

対面や電話では、相手の挨拶に無反応でいるのは失礼にあたります。メールほど長い言葉は必要ありませんが、必ず一言返しましょう。

  • 「こちらこそ、よろしくお願いいたします。」
  • 「こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。」

相手が上司や目上の方であれば「よろしくお願いいたします」を「よろしくお願い申し上げます」に言い換えると、より改まった印象になります。

シーン別・相手別の言い換え表現

「今後ともよろしくお願いいたします」は便利な表現ですが、毎回同じ言葉では定型的な印象を与えてしまうこともあります。シーンや相手に合わせた言い換えを知っておくと、メールの質がぐっと上がります。

「引き続きよろしくお願いいたします」との使い分け

よく似た表現として「引き続きよろしくお願いいたします」があります。「今後とも〜」が現在への感謝を含んだ幅広い場面で使えるのに対し、「引き続き〜」は進行中のプロジェクトや継続中の業務など、すでに動いている関係の中で使うのが自然です。商談の締めより、日常のやりとりの中でよく使われます。

より丁寧に伝えたいとき

  • 「今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。」
  • 「今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。」
  • 「今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。」

「お願いいたします」を「お願い申し上げます」に変えるだけで、ぐっと格式のある印象になります。重要な取引先や初めて連絡する目上の方に向いています。

社内の上司・先輩に使うとき

社外ほど堅くならず、かつ丁寧さも保ちたい場面では以下が自然です。

  • 「引き続きどうぞよろしくお願いいたします。」
  • 「これからもどうぞよろしくお願いいたします。」

初対面の相手に使うとき

初対面では「今後とも〜」の「今までと同じように」というニュアンスがやや不自然に聞こえる場合があります。以下のような表現のほうがより自然です。

  • 「どうぞよろしくお願いいたします。」
  • 「ご縁をいただきましたこと、大変嬉しく思います。どうぞよろしくお願いいたします。」

ビジネスメールでそのまま使える例文集

実際のメールでどう使うか、シーン別に例文をまとめました。そのままコピーして使っていただけます。

お礼メールの結び

本日はお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

初めての取引先へのメール

はじめてご連絡申し上げます。〇〇株式会社の△△と申します。ご不明な点などございましたら、お気軽にお申し付けください。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

プロジェクト終了後のメール

この度はプロジェクトを通じて大変お世話になりました。おかげさまで無事に完了することができました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

定期的な取引が続く相手へのメール

平素より格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。引き続き精一杯対応させていただきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

年末・年度末の挨拶メール

本年も大変お世話になりました。来年も変わらぬお付き合いのほど、今後ともよろしくお願いいたします。

まとめ

「今後ともよろしくお願いいたします」は、現在への感謝を前提に「これからもよろしく」という気持ちを伝える表現です。目上の方にも問題なく使える正しい敬語ですが、謝罪の直後や関係が終わる相手には使わないよう注意しましょう。

返し方はシンプルに「こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします」で十分です。相手や場面に応じて言い換え表現を使い分けることで、メールの印象はさらに洗練されます。

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