ぬいぐるみにクレヨンが付着してしまった場合、どのようにして除去するか、多くの親御さんが悩まれることでしょう。
クレヨンの汚れには、洗濯洗剤や食器用洗剤が非常に効果的です。実際に我が家の子どもも、大好きなぬいぐるみにクレヨンで描いてしまい、汚れを広げてしまった経験があります。その時は、濡れタオルで拭き取ろうとしたところ、逆にクレヨンが広がってしまい、子どもも大泣きしてしまいました。
このようなトラブルを避けるために、簡単に使える家庭の洗剤を使ったクレヨン汚れの落とし方をご紹介します。クレヨンは油性の汚れのため、放置しておくとぬいぐるみにダメージを与えてしまうことも。シミになる前に、効果的で簡単な洗い方で対処しましょう。
さらに、水で簡単に落ちる水溶性クレヨンについても情報を提供しますので、今後はさらに手軽に汚れを対処できるようになります。
ぬいぐるみのクレヨン汚れを家庭用洗剤で簡単に取り除く方法
ぬいぐるみにクレヨンが付いてしまった場合、一般的な洗濯洗剤や液体食器用洗剤を使うと効果的です。これらは布製品についたクレヨンの汚れにも有効なので、ぜひ試してみてください。
部分洗いの手順
クレヨンが少量付着した場合、ぬいぐるみ全体を洗うのが難しいときは、汚れた部分のみを洗いましょう。
【用意するもの】
- 中性の洗濯洗剤または液体食器用洗剤
- 洗剤を溶かすためのボウル
- 2枚の布(1枚は湿らせ、もう1枚は乾燥用)
【手順】
- 洗剤を水で濃く溶かし、ボウルに用意します。
- 汚れている部分に洗剤液を指で塗り、よくなじませます。色落ちが心配なら、目立たない部分で試し洗いをしてください。
- 洗剤に浸した布で、外側から内側へと叩くようにして汚れを拭き取ります。
- 清潔な水で湿らせた布で2~3回拭き取り、その後、乾燥用の布で水分を吸い取ります。
- 風通しの良い場所で陰干しし、完全に乾かします。
丸洗いで徹底クリーン
クレヨンの汚れが広範囲に及ぶ場合は、ぬいぐるみ全体を丸洗いすることをお勧めします。
【用意するもの】
- 中性洗剤または液体食器用洗剤
- やわらかいブラシ
- 洗面器
【手順(部分洗いの手順に準じます)】
- 洗剤を濃く溶かしボウルに用意します。
- クレヨンが付いた部分に洗剤を塗り、よくなじませます。始めに目立たない部分で試してから行ってください。
- ぬるま湯を使い、ブラシで優しく洗い流します。
- 洗剤を加えたぬるま湯を洗面器に入れ、ぬいぐるみを浸し、全体を優しくブラシで洗います。
- 清潔な水で押し洗いしながらすすぎ、泡が出なくなるまで続けます。
- 洗濯機で軽く脱水し(30秒程度)、風通しの良い日陰で完全に乾かします。
ぬいぐるみについたクレヨンの汚れは油性です!
クレヨン汚れが油性であることを知っておくと、効果的に対処できます。
クレヨンは、キャンドルなどにも使われるワックスが主成分です。ワックスは油脂でできているため、クレヨンの汚れも油性となります。
油性汚れは、水拭きだけではなかなか落ちず、そのままにしておくとシミになることもあります。だからこそ、クレヨンの汚れには早めに対応することが大切です。
油性汚れを除去するには、油で汚れを浮かせたり、油を分解する方法が有効です。特にぬいぐるみについたクレヨン汚れを落とす際には、油汚れに強い家庭用洗剤、例えば洗濯用洗剤や食器用洗剤の使用がおすすめです!
子供のお絵かきには水で落ちる水性クレヨンがおすすめ!
子供がお絵かきする際には、水で簡単に洗い流せる水性クレヨンをおすすめします。水性クレヨンは、水だけできれいに落とすことができるため、ぬいぐるみへの落書きにも安心です。
洗剤やブラシを毎回用意する手間が省けるので、お子さんが描きたいときにすぐに対応できますし、ぬいぐるみを隠す必要もありません。
最近の水性クレヨンは多くの文具メーカーから販売されており、その品質は通常のクレヨンと遜色なく、色の発色も良好です。もしぬいぐるみや家具に誤って落書きしてしまっても、水だけで簡単に洗い流せるので、手軽に綺麗にすることが可能です。
まとめ
・ぬいぐるみの表面のクレヨン汚れには、おしゃれ着用の中性洗剤や液体食器用洗剤を水で薄め、指やタオルを使って汚れになじませる方法がおすすめです。
・全体を洗う必要がある場合は、ぬるま湯に洗剤を溶かして汚れた部分を濡らし、ブラシで優しく洗った後、洗濯機で軽く脱水します。
・クレヨンの油性汚れには、油を浮かせて分解する方法が効果的です。水だけで拭いてもきれいにならず、時間が経つとシミになることがあるので、早めの処理が重要です。
・小さな汚れは部分洗いを、広範囲の汚れはぬいぐるみ全体を洗う方法を推奨します。
・水溶性クレヨンを使用することで、水だけで簡単に汚れを落とすこともできます。
・ぬいぐるみのクレヨン汚れは、その油性の特性を理解し、適切な洗剤を使えば容易に取り除くことができます。汚れの程度に応じた適切な洗い方を選ぶことが大切です。
万が一、お子さんがぬいぐるみにクレヨンで落書きしてしまっても、これらの方法を用いれば簡単に対応できるので、安心してください!