
「〇〇は可能でしょうか?」とメールや口頭で聞かれたとき、どう返事をすればいいか、ちょっと迷ったことはありませんか?
引き受けるにしても断るにしても、ビジネスシーンでは言葉の選び方ひとつで印象が大きく変わります。「了解です」だけでは素っ気ない、かといって長々と書くのも違う……そんな悩みを持つ方は意外と多いものです。
この記事では、「可能でしょうか?」と聞かれた側が使える敬語フレーズと返信例文を、OK・NG・保留の3パターンに分けてまとめました。そのままコピーして使えるメールテンプレートもご用意していますので、ぜひ参考にしてみてください。
「可能でしょうか」への返事、3パターンを押さえよう
「可能でしょうか?」という質問への返事は、大きく3つのパターンに分けて考えると整理しやすくなります。
① 引き受ける(OK)
依頼や確認に応じられる場合です。単に「できます」と答えるだけでなく、前向きな姿勢が伝わる一言を添えるとより好印象になります。
② 断る(NG)
対応できない場合です。ビジネスでは断り方が関係性に直結します。相手への敬意を保ちながら、明確に断る言葉選びが大切です。
③ すぐに返事できない(保留)
社内確認が必要だったり、スケジュールをチェックしてからでないと答えられないケースです。このとき、返事を保留にすること自体をきちんと伝えることがマナーです。「確認してからご連絡します」と一言添えるだけで、相手に安心感を与えられます。
どのパターンでも共通して意識したいのは、返事を後回しにしないこと。特にメールの場合、返信が遅いだけで相手に不安を与えてしまいます。答えが出ていなくても、まず「確認中である旨」を伝えるのが丁寧な対応です。
引き受けるとき(OK)の敬語フレーズと例文
依頼を引き受ける返事は、ただ「できます」と伝えるだけでなく、相手が安心できる言葉を選ぶことが大切です。以下のフレーズを状況に合わせて使い分けてみてください。
「承知いたしました」
最もスタンダードな了承の表現です。上司・取引先問わず幅広く使えます。
「対応可能です」
「できますか?」という確認への返事として自然な表現。シンプルで明快に伝わります。
「喜んで対応いたします」
前向きな姿勢を示したいときに有効です。ただし、使いすぎると軽く聞こえることがあるため、ここぞという場面に絞るのがおすすめです。
「問題ございません」
「特に支障はない」というニュアンスを伝えたいときに使います。やや柔らかい印象を与えます。
ご確認いただきありがとうございます。
ご依頼の件、対応可能でございます。
何卒よろしくお願いいたします。
ご連絡ありがとうございます。
承知いたしました。喜んで対応いたします。
詳細につきましては、改めてご連絡させていただきます。
断るとき(NG)の敬語フレーズと例文
断る返事は、言い方を誤ると相手に不快な印象を与えてしまうことがあります。できない事実を伝えながら、相手への敬意を忘れない言葉選びが重要です。
「対応しかねます」
「できません」の直接的な表現を和らげた丁寧な断り方です。ビジネスシーンでは最もよく使われる表現のひとつです。
「難しい状況でございます」
完全にNOとは言い切らず、やむを得ない事情があることを示唆したいときに使います。交渉の余地を残したい場面にも適しています。
「あいにく対応が難しく……」
「あいにく」を添えることで、断ることへの残念な気持ちが伝わります。相手への気遣いが自然に表れる表現です。
「誠に恐れ入りますが、ご要望に沿いかねます」
フォーマルな場面や、重要な取引先への断りに向いています。クッション言葉を前置きすることで、角を立てずに断れます。
お問い合わせいただきありがとうございます。
誠に恐れ入りますが、今回のご依頼については対応しかねる状況でございます。
ご期待に沿えず、大変申し訳ございません。
ご連絡ありがとうございます。
あいにく、現時点では対応が難しい状況でございます。
ご不便をおかけし、誠に申し訳ございません。
すぐ返事できないとき(保留)の伝え方
「確認してみないとわからない」「スケジュールを見てから返事したい」というケースは、ビジネスでは珍しくありません。このとき、返事を保留にすること自体をきちんと伝えることが大切です。黙って時間を置いてしまうと、相手に「無視された」と感じさせてしまうことがあります。
「確認のうえ、改めてご連絡いたします」
最もシンプルな保留の伝え方です。「いつまでに返事をするか」を添えると、さらに丁寧な印象になります。
「社内で確認が必要なため、少々お時間をいただけますでしょうか」
理由を一言添えることで、相手が待つ納得感を持ちやすくなります。
「〇日までにご返答いたします」
期日を明示するのは、相手への配慮として非常に効果的です。「なるべく早く」という曖昧な表現より、具体的な日程を伝えるほうが信頼につながります。
お問い合わせいただきありがとうございます。
ご依頼の件、社内にて確認が必要なため、少々お時間をいただければ幸いです。
〇月〇日(〇)までに改めてご連絡いたします。
何卒よろしくお願いいたします。
ビジネスメールでそのまま使える返信テンプレート
ここでは、「可能でしょうか?」への返信メールをOK・NG・保留の3パターンでご紹介します。件名も含めてそのまま使えるよう整えていますので、ご自身の状況に合わせてアレンジしてみてください。
【OK(引き受ける)の返信テンプレート】
件名:Re: 〇〇のご依頼について
〇〇様
お世話になっております。〇〇(自分の名前)です。
ご連絡いただきありがとうございます。ご依頼の件、対応可能でございます。
詳細につきましては、改めてご連絡させていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
【NG(断る)の返信テンプレート】
件名:Re: 〇〇のご依頼について
〇〇様
お世話になっております。〇〇です。
お問い合わせいただきありがとうございます。誠に恐れ入りますが、今回のご依頼については対応しかねる状況でございます。
ご期待に沿えず、大変申し訳ございません。
またの機会にぜひよろしくお願いいたします。
【保留(確認中)の返信テンプレート】
件名:Re: 〇〇のご依頼について
〇〇様
お世話になっております。〇〇です。
ご連絡いただきありがとうございます。ご依頼の件、社内にて確認が必要なため、少々お時間をいただければ幸いです。
〇月〇日(〇)までに改めてご連絡いたします。お待たせしてしまい恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。
まとめ
「可能でしょうか?」と聞かれたときの返事は、OK・NG・保留の3パターンに分けて考えると、言葉を選びやすくなります。
どのパターンでも共通して大切なのは、相手を待たせないことと丁寧な言葉選びの2点です。特に断るときや保留にするときは、一言クッション表現を添えるだけで、相手に与える印象が大きく変わります。
今回ご紹介したフレーズやテンプレートを、ぜひ日々のビジネスメールにお役立てください。

