
生活作文を書こうとすると、
「これで合っているのかな…」
「最初の一文から自信がない」
と、手が止まってしまうことはありませんか。
一生懸命考えているのに、
なかなか書き始められなかったり、
書いては消してを繰り返してしまったり。
それは、あなたの考え方や文章力が足りないからではありません。
多くの場合、
「正しく書こうとする順番」が少し違っているだけです。
生活作文は、
最初から完璧に仕上げる必要はありません。
むしろ、
いったん書いてから、あとで直すほうが、
ズレにくく、最後まで書き切りやすくなります。
この記事では、
「下書き → 直す → 清書」という流れで、
生活作文を仕上げる方法を紹介します。
すでにある
・NGパターンの記事
・言い換え表の記事
も、迷ったときの道具として使いながら進めていきます。
「最初からうまく書けなくていい」
そう思えるようになると、
生活作文はぐっと書きやすくなります。
生活作文は「先に書いて、あとで直す」で完成する
生活作文を書くとき、
「最初から正しく書かなきゃ」
と思っていませんか。
実は、この考え方こそが、
手が止まってしまう一番の原因です。
生活作文は、
一回で完成させるものではありません。
書きながら考えて、
書いたあとに整えて、
少しずつ完成に近づけていくものです。
だから大切なのは、
次のような順番で考えることです。
-
まずは、思ったことをそのまま書く
-
あとで、ズレていないかを確認する
-
最後に、きれいな形に整える
この
「先に書いて、あとで直す」
という流れが、生活作文の基本になります。
原稿用紙は「完成形を書く場所」
多くの人がつまずく理由の一つが、
いきなり原稿用紙に書こうとすることです。
原稿用紙に向かうと、
-
失敗できない気がする
-
消すのがもったいなく感じる
-
一文一文に時間がかかる
といったプレッシャーがかかりやすくなります。
でも、原稿用紙は
考えながら書く場所ではありません。
直すことがほぼ終わったあとに、
完成した文章を書き写すための場所です。
「下書き→直し→清書」を分けると楽になる
生活作文が書きやすくなる人は、
作業をきちんと分けています。
-
下書き:自由に書く
-
直し:ズレを直す
-
清書:きれいにまとめる
これらを一度にやろうとすると、
どうしても混乱します。
逆に、
「今は下書き」
「今は直し」
と役割を分けるだけで、
気持ちがとても楽になります。
最初からうまく書けなくていい
このやり方でいちばん伝えたいのは、
最初の文章は、うまくなくていい
ということです。
大事なのは、
-
最後まで書くこと
-
あとで直せる形を残すこと
生活作文は、
書き直しながら整えていく文章です。
次の章では、
なぜ「書く前に考えすぎる」と
ズレやすくなるのかを、もう少しだけ整理していきます。
書く前に考えすぎると、生活作文はズレやすい
生活作文がなかなか書けないとき、
多くの人の頭の中では、こんなことが起きています。
-
これで合っているかどうかを先に考えてしまう
-
先生にどう評価されるかが気になる
-
間違えたらどうしよう、と思ってしまう
どれも自然な気持ちですが、
これを書く前に強く意識しすぎると、
文章が進みにくくなります。
「評価する目」が先に立ってしまう
書けなくなるときは、
まだ何も書いていないのに、
「この内容で大丈夫かな
変じゃないかな」
と、自分の文章をチェックする目が
先に動いてしまっています。
すると、
-
書き始める前から不安になる
-
一文ごとに止まってしまう
-
無難な言葉ばかり選んでしまう
といった状態になりやすくなります。
生活作文は「考えながら書く」と迷いやすい
生活作文は、
出来事やそのときの気持ちをもとに書く文章です。
ところが、書く前から考えすぎると、
-
気持ちを書く前にまとめようとする
-
出来事より考えが先に出てくる
-
意見文のような形を意識してしまう
というズレが起きやすくなります。
これは、
まだ形になっていないものを、先に整えようとする
ことが原因です。
だから、考えるのは「あと」でいい
生活作文が止まってしまうのは、
能力の問題ではありません。
多くの場合、
考えるタイミングが早すぎるだけです。
-
書く前:考えすぎない
-
書いたあと:落ち着いて見直す
この順番にするだけで、
気持ちも文章も、ずっと動きやすくなります。
次の章では、
実際にどうやって下書きをすればいいのか、
止まらずに書くための具体的なやり方を見ていきます。
まずは下書き:ズレてもいいから最後まで書く

ここからは、実際の作業に入ります。
生活作文が止まりにくくなる一番のポイントは、
最初の下書きをどう書くかです。
この段階での目標は、
「うまく書くこと」ではありません。
最後まで書き切ることだけです。
下書きはノートやメモでOK
下書きは、
原稿用紙である必要はありません。
-
ノート
-
ルーズリーフ
-
配られたプリントの空き
-
メモ用紙
どれでも大丈夫です。
むしろ、
原稿用紙は使わないほうが書きやすい
と感じる人のほうが多いです。
この段階では、
-
字のきれいさ
-
行数
-
構成
は気にしなくてOKです。
正しいかどうかは考えない
下書き中に、
こんなことが気になってきたら要注意です。
-
これ、生活作文っぽいかな
-
意見文になってないかな
-
先生に変だと思われないかな
これらはすべて、
あとで確認することです。
下書きのときにやるのは、
-
あったことを書く
-
そのとき思ったことを書く
-
思い出したことを足す
それだけです。
消しゴムを使わずに書き進める
下書きをスムーズに進めるコツは、
止まらないことです。
そのために、
-
消しゴムは使わない
-
書き直さない
-
少し変でもそのまま進む
というルールを決めておくと楽になります。
あとで直す前提なので、
今は「雑でもOK」です。
途中で止まりそうになったら
どうしても手が止まりそうになったら、
次のように書いて続けてください。
-
「このあと〜があった」
-
「そのとき、よくわからなかったけど」
-
「今思うと」
完璧な文章でなくても、
流れがつながっていれば十分です。
下書きができたら、次は「直す」作業へ
下書きが最後まで書けたら、
ここで初めて一息つきます。
この時点では、
-
ズレていてもいい
-
言葉が強くてもいい
-
まとまっていなくてもいい
次の章からは、
この下書きをもとに、
-
NGパターンをチェックする
-
言葉を整える
という直す作業に入っていきます。
NGパターンで確認する:意見文っぽくなっていないか

下書きが書けたら、
次は「直す」作業に入ります。
ここで大事なのは、
自分の感覚だけで判断しないことです。
「なんとなく変かも」
「これってダメな気がする」
と考え始めると、また手が止まってしまいます。
そこで、
よくあるNGの形を一覧で確認しながらチェックします。
自分で考えなくていい「チェック作業」にする
この工程の目的は、
文章を上手くすることではありません。
-
生活作文からズレていないか
-
意見文っぽくなっていないか
を、機械的に確認することです。
やることはとてもシンプルです。
-
下書きを読み返す
-
NGパターンに当てはまるところがないか見る
それだけでOKです。
よくあるズレは、あとから気づいていい
生活作文では、
下書きの段階でズレが出るのは普通です。
たとえば、
-
まとめで言い切っている
-
「〜すべきだ」と書いている
-
考えや主張が前に出すぎている
こうした部分があっても、
失敗ではありません。
むしろ、
下書き → NGチェック → 修正
という流れが、
ちゃんと機能している証拠です。
NGを見つけたら「直す準備ができた」だけ
NGパターンを見つけたとき、
落ち込む必要はありません。
-
見つかった=ダメ
ではなく -
見つかった=直せる
という状態です。
この段階では、
-
どう直すか
-
どの表現にするか
まで考えなくて大丈夫です。
チェックが終わったら、次は「言葉」を整える
NGパターンでの確認が終わったら、
ズレていそうな場所がいくつか見つかっているはずです。
次の章では、
その部分をどう直すかを考えます。
使うのは、
NG→OKの言い換え表です。
「考えて直す」のではなく、
選んで直す感覚で進めていきましょう。
言い換えで整える:生活作文の言葉に戻す
NGパターンのチェックが終わったら、
次は言葉を整える作業に入ります。
ここでも大切なのは、
自分で悩みすぎないことです。
「どう直せばいいんだろう…」
と考え始めると、
また手が止まってしまいます。
そこで、
NGになりやすい言葉を、OKな表現に言い換えながら、
文章を整えていきます。
気持ちはそのまま、言葉だけを変える
言い換えの目的は、
考えや気持ちを消すことではありません。
-
言い切りが強すぎる
-
意見の形になっている
-
断定的に聞こえる
こうした部分を、
生活作文らしい言葉に戻すだけです。
たとえば、
-
「〜すべきだ」
-
「〜と思います。なぜなら」
といった表現があっても、
内容そのものが間違っているわけではありません。
言葉の形を少し変えるだけで、
自然な生活作文になります。
「考えて直す」より「選んで直す」
この工程では、
文章を上手くしようとしなくて大丈夫です。
やることは、
-
NGになりそうな表現を見つける
-
言い換え表の中から近いものを選ぶ
-
置き換える
それだけです。
自分で文章を考え直す必要はありません。
全部を完璧に直さなくていい
言い換えをしていると、
「ここも直したほうがいいかな?」
と迷うことがあります。
そんなときは、
-
明らかにNGになりそうなところ
-
先生に誤解されそうなところ
だけを優先してください。
細かい言葉づかいまで気にし始めると、
また止まりやすくなります。
言い換えが終わったら、次は「順番」を見る
言い換えが終わると、
文章のズレはだいぶ減ってきます。
この段階で初めて、
-
話の流れ
-
読み手にとって分かりやすい順番
が気になってくるはずです。
次の章では、
内容はそのままに、
読み手に伝わる順番に並べ替える方法を見ていきます。
仕上げの整え方:読み手に伝わる順番に並べ替える
言い換えが終わったら、
次は文章の順番を整える作業です。
ここでやるのは、
文章を増やしたり、上手く書き直したりすることではありません。
すでに書いた内容を、読み手に伝わる順番に並べ替えるだけです。
内容は合っているのに、伝わりにくい原因
「言葉も直したのに、なんとなく読みづらい」
と感じるときは、
多くの場合、順番に原因があります。
たとえば、
-
大事なことが途中に出てくる
-
出来事と気持ちが行ったり来たりする
-
何の話か分かる前に考えが出てくる
こうした状態だと、
内容が間違っていなくても、読み手は迷ってしまいます。
基本は「出来事 → 思ったこと → 気づき」
生活作文でいちばん自然なのは、
次の流れです。
-
何があったか(出来事)
-
そのときどう思ったか
-
そこから何に気づいたか
この順番に並んでいるだけで、
読み手は無理なく読み進められます。
大事なのは、
気づきや考えを先に言わなくていい
ということです。
削らない・足さない・動かすだけ
順番を整えるときのルールは、とてもシンプルです。
-
文は消さない
-
新しく書き足さない
-
場所を入れ替えるだけ
「ここは前に持ってきたほうが分かりやすいかな」
「この考えは最後のほうが伝わりそうだな」
という感覚で、文や段落を動かします。
内容そのものを直そうとしないのがポイントです。
読み手の立場で、軽く読み返す
並べ替えが終わったら、
自分が書いた文章を、初めて読む人のつもりで見てみましょう。
このときは、次の2点だけを確認します。
-
最初に「何の話か」が分かるか
-
途中で「で、どうなったの?」と感じないか
細かい表現や言葉づかいは、
ここでは気にしなくて大丈夫です。
順番が整えば、もう大きくズレない
ここまで来たら、
生活作文としての大きなズレは、ほぼなくなっています。
-
下書きはできている
-
NGはチェックした
-
言葉も整えた
-
順番も見直した
あとは、
きれいな形にまとめるだけです。
次の章では、
原稿用紙に清書するときの考え方を確認します。
最後に原稿用紙へ清書する
ここまで来たら、
いよいよ原稿用紙に清書する段階です。
この時点でやることは、
新しく考えることではありません。
すでに整えた文章を、きれいな形で書き写すだけです。
原稿用紙は「考える場所」ではない
原稿用紙に向かうと、
つい文章を直したくなってしまう人も多いですが、
ここではその必要はありません。
なぜなら、
-
内容はすでに決まっている
-
言葉も整っている
-
順番も確認している
からです。
原稿用紙は、
完成した文章を仕上げる場所だと考えてください。
清書では「迷わない」ことが大事
清書のときに意識したいのは、
上手く書くことよりも、止まらず書くことです。
-
少し表現が気になっても立ち止まらない
-
大きな修正はしない
-
読みやすく、ていねいに書く
もし気になるところがあっても、
それはこれまでの工程で、
すでに確認してきたはずです。
ここでは、
その流れを信じて進めてください。
清書が不安な人へ
「清書中に、やっぱり直したくなったらどうしよう」
と不安になる人もいるかもしれません。
その場合は、
-
明らかな書き間違いだけ直す
-
内容を変える修正はしない
というルールを決めておくと安心です。
清書は、
仕上げの作業であって、
やり直しの作業ではありません。
清書が終われば、生活作文は完成に近い
原稿用紙に書き終えたら、
生活作文はほぼ完成です。
ここまでの流れをしっかり踏んできたなら、
大きくズレていることはありません。
次の章では、
提出前に確認しておきたいポイントを、
順番でまとめて確認します。
提出前チェック:この順で見れば安心
原稿用紙に清書が終わったら、
いよいよ提出です。
とはいえ、
「本当にこれで大丈夫かな…」
と少し不安になることもありますよね。
ここでは、
細かく直すためのチェックではなく、
安心して提出するための確認をまとめます。
チェックは「やった順番」で見るだけ
提出前に見るポイントは、
新しいことではありません。
これまでやってきた流れを、
そのまま思い出すだけです。
-
下書きをして、最後まで書いたか
-
NGパターンをチェックしたか
-
言い換えで言葉を整えたか
-
順番を見直したか
-
原稿用紙に清書したか
すべて「はい」と言えるなら、
それで十分です。
完璧じゃなくていい
ここで意識してほしいのは、
完璧を目指さなくていいということです。
生活作文は、
-
正解が一つではない
-
人によって感じ方が違う
-
少しのズレは直しながら仕上げていく文章
です。
この手順を踏んで書いた作文なら、
安心して出すことができます。
もう一度だけ、読み手の立場で見る
もし余裕があれば、
次の2点だけ確認してみてください。
-
何について書いた作文か、最初に分かるか
-
最後まで読んで、話の流れがつながっているか
それだけ見て、
大きな違和感がなければ、
もう直す必要はありません。
このやり方は、次にも使える
今回の生活作文は、
手順にそって少しずつ整えてきた文章です。
-
先に書く
-
あとで直す
-
最後に清書する
この流れは、
次に生活作文を書くときにも、そのまま使えます。
迷わず出して大丈夫
ここまで来たあなたは、
もう「どう書けばいいか分からない」状態ではありません。
自分で書いて、
自分で整えて、
きちんと仕上げています。
あとは、
そのまま提出して大丈夫です。
