なぜそう思ったかが書けない読書感想文|ひねり出さなくていい理由

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本を読み終えて、
気になったところには印もつけた。

ここまでは、できている。

でも、次にこう言われた瞬間、
手が止まってしまう。

「なぜ、そこが気になったの?」

考えようとしても、
うまく言葉にならない。
「なんとなく」としか出てこなくて、
それを書いていいのか不安になる。

もし今、
この状態で止まっているなら、
それは失敗ではありません。

実はここは、
読書感想文でいちばん止まりやすい場所です。

そして、
止まってしまうのには、理由があります。

この記事では、
「なぜそう思ったか」が書けなくて止まる原因と、
この段階でどう考えれば進めるのかを、
順番に整理していきます。

読み終わるころには、
今、止まっているところから一歩進める感覚が、
つかめているはずです。

「なぜそう思ったか」が書けなくて止まる理由

理由を書こうとした瞬間、頭が止まる

「なぜ、そこが気になったの?」

この一言で、
急に何も書けなくなる人はとても多いです。

さっきまでは、
ちゃんと読めていた。
気になったところもあった。

でも、理由を書こうとすると、
頭の中が真っ白になる。

これは、
読めていないからでも、
感じていないからでもありません。

考え方が、少しズレているだけです。

それは「ちゃんと説明しよう」としているから

多くの人は、
「理由を書く」と聞いた瞬間に、

・分かりやすく説明しなきゃ
・大人っぽい言葉で書かなきゃ
・理由として正しいことを書かなきゃ

と考えてしまいます。

すると、
頭の中でこんなことが起きます。

「なんとなくじゃダメだよな」
「ちゃんとした理由が出てこない」
「これを書いたら変に思われるかも」

こうして、
考える前にブレーキがかかるのです。

だから止まります。

これは、
やる気や能力の問題ではありません。

この段階で
「説明しなきゃ」と思ってしまうこと自体が、
止まりやすくなる原因です。

ここでやるべきことを先に決めておこう

この段階のゴールは「理由を書く」ことじゃない

ここで、いちど整理しておきます。

今やろうとしていることは、
理由をきれいに説明することではありません。

多くの人が止まってしまうのは、
ここを勘違いしているからです。

「なぜ気になったか」と言われると、
つい、

・理由を完成させなきゃ
・あとでそのまま使える文章にしなきゃ

と思ってしまいます。

でも、この段階では、
そこまでできていなくて大丈夫です。

むしろ、
完成させようとするほど、止まりやすくなります。

今は、メモが残ればそれでOK

この段階でやるべきことは、
とてもシンプルです。

「あとで使えそうな材料を、残しておく」

それだけです。

・きれいな文章でなくていい
・説明が足りなくてもいい
・理由として弱く見えてもいい

大事なのは、
何も書かずに止まらないことです。

頭の中にあるものを、
そのまま外に出しておく。

この作業ができていれば、
ここはもう合格ラインです。

「なんとなく」で進んでいい理由

理由が言葉にならなくても、失敗ではない

「なんとなく気になった」

ここで止まってしまい、
「これじゃダメかな」と思う人は多いです。

でも、
この段階で理由が言葉にならないのは、
ごく普通のことです。

なぜなら、
気になった気持ちは、
最初から言葉の形で生まれるわけではないからです。

読んでいる途中で、

・少し引っかかった
・よく分からないけど気になった
・なんでだろうと思った

こうした感覚が先にあって、
言葉になるのは、ずっと後です。

今、言葉にならないからといって、
感じていないわけではありません。

「分からないまま進む」ほうがうまくいくこともある

ここで無理に、
理由をはっきりさせようとすると、
かえって止まります。

「ちゃんとした理由が必要」
「説明できないとダメ」

そう思うほど、
頭は動かなくなります。

でも、
分からないまま進んだほうが、
あとで楽になることも多いです。

今は、
「まだ言葉になっていない状態」を
そのまま認めていい段階です。

この先で、
いくつか書いたものを並べたときに、
「あ、こういうことかも」と
自然に言葉が出てくることがあります。

だから、
ここで立ち止まらなくて大丈夫です。

理由は考えなくていい。気になったことを書けばいい

書いていいのは、気になった気持ちそのまま

ここまで読んできて、
「考えなくていいのは分かったけど、
 じゃあ何を書けばいいの?」
と思っているかもしれません。

答えは、とてもシンプルです。

そのとき、気になった気持ちを、そのまま書けばいい。

たとえば、

・「え?」と思った
・ちょっとモヤッとした
・ここだけ気になった
・なんでこうなったんだろうと思った

こうした言葉で、十分です。

理由を説明しなくてかまいません。
結論を出す必要もありません。

「こう感じた」
それだけを書いておけばOKです。

短い言葉・途中で止まっていてもOK

書くものは、
文章でなくてもかまいません。

・単語だけ
・途中で切れた言葉
・最後まで言えていない文

どれでも大丈夫です。

大事なのは、
きれいにまとめることではなく、残しておくことです。

今はまだ、
あとで使うための材料を出しているだけ。

「これ、理由として弱いかも」
「うまく言えてないな」

そう思っても、消さないでください。

そのまま残しておくことで、
あとで意味を持ってきます。

ここまでできたら、もう次に進める

2〜3個、書いて残っていれば十分

ここまでで、

・気になったことを
・短い言葉で
・いくつか書いて残してある

この状態になっていれば、
もうここでやることは終わりです。

数は、
2つか3つあれば十分です。

それ以上、
無理に増やす必要はありません。

「少ないかも」と感じても、
それは問題ではありません。

今は、
量よりも「止まらずに進めること」の方が大切です。

並べたときに、あとから意味が見えてくる

書いて残したものは、
このあと並べて見返します。

すると、

・同じような気持ちが続いていた
・同じところが何度も気になっていた
・自分が引っかかりやすい部分が見えてきた

といったことに、
少しずつ気づけるようになります。

この段階で、
無理に理由を考えなくても大丈夫です。

今は、
次に進むための材料がそろった
それだけ分かっていれば十分です。

ここまでできたら、
「なぜそう思ったか」で
手が止まることは、もうありません。

あとは、
書いて残したものを使って、
次の段階に進むだけです。

今回やっている作業が、
全体のどこにあたるのかを確認したい場合は、

読書感想文の書き方|迷わず進める4ステップ地図

を見てみてください。

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