主人公に共感できない本でも読書感想文は書ける

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読書感想文を書こうとして、
こんなふうに思ったことはありませんか。

「主人公の考え方がよく分からない」
「正直、共感できない」
「好きになれないのに、感想なんて書けない…」

実は、これはとてもよくあることです。
本を読んでいれば、
主人公の行動や考え方に「?」がつくことは珍しくありません。

でも、ここで多くの人が止まってしまいます。

「共感できない=感想が書けない」
「前向きなことを書かなきゃいけない」
そんなふうに思い込んでしまうからです。

ここでは、
主人公に共感できない本でも、読書感想文は書ける
という考え方を整理します。

無理に感動しなくていい。
前向きな気持ちを作らなくてもいい。

「共感できない」という状態そのものを、
どう受け取ればいいのか。
どこを見れば、前に進めるのか。

その考え方を、順番に見ていきましょう。

主人公に共感できないと感じるのは、めずらしくない

本を読んでいて、
主人公の考え方や行動に
「なんでそうするんだろう?」
と思うことは、よくあります。

でも、こう感じると、
つい不安になる人も多いです。

「ちゃんと読めていないのかな」
「共感できない自分がおかしいのかな」

けれど、それは違います。

人はそれぞれ、
年齢も、経験も、考え方も違います。
主人公と同じ気持ちになれなくても、
それは自然なことです。

むしろ、本を読んで
「よく分からない」「納得できない」
と感じるのは、
きちんと読んでいる証拠でもあります。

主人公に共感できないからといって、
読書感想文が書けなくなるわけではありません。

まずは、
共感できないと感じたこと自体は、
特別なことではない

というところから、整理していきましょう。

読書感想文は「共感」を書く宿題ではない

読書感想文と聞くと、
こんなイメージを持っていませんか。

「主人公に共感したところを書く」
「感動した場面を書く」
「前向きな気持ちでまとめる」

たしかに、そういう感想文もあります。
でも、それだけが正解ではありません。

読書感想文は、
「主人公と同じ気持ちになれたか」を書く宿題ではありません。
本を読んで、自分がどう感じたかを書くものです。

それは、

  • 共感できた

  • よく分からなかった

  • 納得できなかった

  • ちょっとモヤっとした

といった感想でも、かまいません。

大切なのは、
無理に「いい感想」を作ろうとしないことです。

「共感できなかったから、書けない」
「前向きじゃないから、ダメかもしれない」

そう思って止まってしまう人は多いですが、
それは感想文のハードルを、自分で上げてしまっているだけです。

まずは、
読書感想文は
共感を書くためのものではない
という前提を、ここで整理しておきましょう。

共感できないと、手が止まってしまう理由

主人公に共感できないと、
多くの人はこんなふうに考え始めます。

「何も感じなかった」
「書くことがない」
「感想が思いつかない」

そして、原稿用紙の前で止まってしまいます。

でも、これは
感じる力が足りないからではありません。

共感できないときに手が止まるのは、
感想がないからではありません。

「主人公に共感できたかどうか」ばかりを
考えてしまうからです。

そう考えていると、

共感できない
→ 感想がない
→ 書けない

という流れに、自然に入ってしまいます。

本当は、
本を読んで何も受け取っていないわけではありません。

ただ、
「共感」や「感動」という形で
出てこないだけです。

次では、
共感できないときに
どこを見れば、書ける材料が見つかるのか
具体的に見ていきます。

主人公に共感できなくても、書けることはある

ここまでで、
「共感できないから書けない」わけではない、
ということは分かってきたと思います。

では、共感できないとき、
いったい何を書けばいいのでしょうか。

答えは、
主人公に共感できなくても、
感想の材料はちゃんとある

ということです。

たとえば、

  • 行動を見て「え?」と思った

  • 言った言葉が引っかかった

  • どうしてそうしたのか分からなかった

こうした気づきも、立派な感想です。

大事なのは、
「好きかどうか」「共感できたかどうか」
だけで考えないこと。

本の中には、
共感しなくても書ける材料が、
いくつもあります。

次からは、
共感できないときに、どこを見ればいいのか
もう少し具体的に見ていきます。

共感できないときの考え方①|主人公の行動に注目する

共感できないときは、
まず主人公の気持ちを考えようとしなくて大丈夫です。

代わりに見るのは、
主人公が何をしたかです。

  • どんな行動をとったか

  • どんな場面でそうしたか

  • そのとき、何が起きたか

これは、
「感じる」よりもずっと分かりやすい材料です。

たとえば、
主人公の行動を見て、

「どうしてそんなことをしたんだろう」
「自分だったらしないと思った」
「ちょっと不思議だと思った」

そんなふうに思ったら、
それはもう感想のタネになります。

ここで大切なのは、
正しい行動かどうかを決めることではありません。

見て、気になったことをそのまま拾う
それで十分です。

次は、
その行動を少しだけ広げて、
「なぜそうしたのか」を考える見方を紹介します。

共感できないときの考え方②|なぜそうしたのかを考える

主人公の行動に注目できたら、
次はその行動を少しだけ広げて見てみます。

見るポイントは、
「なぜ、そうしたのか」です。

ここで大切なのは、
正しい答えを出そうとしないことです。

  • どうしてこうしたのかな

  • ほかにやり方はなかったのかな

  • この場面だから、こうしたのかも

そんなふうに考えるだけで大丈夫です。

共感できなくても、
「理由を考えること」はできます。
むしろ、共感できないからこそ、
理由が気になることもあります。

このときも、
自分の気持ちに無理につなげなくてかまいません。

主人公の行動と、その前後の出来事を見て、
「こういう理由かもしれない」と
考えたことを言葉にすれば、
それは立派な感想になります。

次は、
共感できない感想を書いても大丈夫な理由
はっきりさせていきます。

「共感できない感想」を書いても大丈夫な理由

ここまで読んで、
「共感できなくても、書けそうな気がしてきた」
と思った人もいるかもしれません。

それでも、
こんな不安が残ることがあります。

「こんな感想でいいのかな」
「先生に変だと思われないかな」

でも、心配はいりません。

読書感想文は、
主人公に共感できたかどうかで、
良い・悪いを決めるものではありません。

  • どこを読んだのか

  • 何が気になったのか

  • どう考えたのか

そうしたことが、
文章として書かれていれば大丈夫です。

共感できないことを、
無理に直す必要はありません。

「よく分からなかった」
「納得できなかった」
「自分とは考え方が違うと思った」

こうした感想も、
本を読んだからこそ出てきたものです。

大切なのは、
前向きにまとめることではなく、
本と向き合ったあとに考えたことを書くことです。

だから、
「共感できない感想」でも、
読書感想文として問題ありません。

共感できなくても、「気になった場面」から書けばいい

ここまで読んでも、
「やっぱり何から書けばいいか分からない」
と感じる人もいるかもしれません。

そんなときは、
共感できるかどうかを考えるのをやめてください。

代わりに、本の中を思い出してみましょう。

  • なんとなく気になった場面

  • 読みながら少し止まったところ

  • 「え?」と思った出来事

そこが、書き始める場所です。

その場面について、

  • 何が起きたのか

  • なぜ気になったのか

  • 読んだとき、どう思ったのか

を、そのまま言葉にすれば大丈夫です。

共感できなくてもかまいません。
感動していなくても問題ありません。

「気になった場面があった」
それだけで、感想文は書き始められます。

まずは一文でいいので、
その場面のことを書いてみましょう。
そこから先は、
書きながら考えていけば大丈夫です。

何を書けばいいか分からない読書感想文|感想は後でいい

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