「間違っている」の言い換え表現|ビジネスで角が立たない伝え方・例文付き

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仕事をしていると、資料の数字が違っていたり、相手の認識にズレがあったりして、「これは間違っている」と伝えなければならない場面がありますよね。

でも、いざ言葉にしようとすると「間違っている」とそのまま伝えるのは、なんだかきつい印象を与えてしまいそうで、つい言葉を選んでしまう…という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ビジネスシーンで角が立たない「間違っている」の言い換え表現を、相手や場面別にまとめてご紹介します。指摘する相手や状況に合わせてすぐに使えるフレーズを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

「間違っている」の言い換え表現一覧(すぐ使えるフレーズ集)

「間違っている」は意味がはっきり伝わる分、相手によっては責められているように感じられることがあります。そのため、ビジネスの場では少し柔らかい言葉に置き換えるのがおすすめです。

代表的な言い換え表現は、次のとおりです。

  • 誤りがございます
    フォーマルな場面で広く使える基本の言い換え
  • 相違がございます
    数字や内容のズレを指摘するときに向いている表現
  • 事実と異なるようです
    断定を避け、やわらかく伝えたいときに便利
  • ご確認いただきたい点がございます
    直接的な指摘を避け、相手に確認を促す言い方
  • 認識に相違があるようです
    相手の理解や認識にズレがあるときに使える表現

丁寧度の目安を一覧にすると、次のようになります。

丁寧度 表現例 使いやすい場面
控えめ・柔らかい 事実と異なるようです 断定を避けたいとき
標準的 誤りがございます 一般的なビジネスメール・会話
やや高め 相違がございます/認識に相違があるようです 目上の人・取引先、認識のズレを伝えるとき
最も丁寧・間接的 ご確認いただきたい点がございます 重要な確認・改まった場面

まずはこの中から、状況に合いそうな表現を選んでみてください。

相手に間違いを指摘する場合の言い換え(関係性別)

同じ「間違いを伝える」場面でも、相手が誰かによって選ぶ言葉は変わってきます。ここでは、関係性別に使いやすい表現と例文をご紹介します。

上司・目上の人に対して

目上の方には、断定を避けつつ確認を促す言い方が安心です。

  • 「恐れ入りますが、こちらの内容にご確認いただきたい点がございます」
  • 「念のためご確認いただけますでしょうか。数字に相違があるようです」

同僚・部下に対して

社内の近い関係であれば、誤りがございますを使いつつ、やや率直に伝えても問題ありません。

  • 「この部分、誤りがあるので確認してもらえますか」
  • 「数字が合わないので、もう一度見直してもらえると助かります」

取引先・社外の相手に対して

社外の相手には、より丁寧な言い回しを選び、相手を責める印象を避けることが大切です。

  • 「大変恐縮ですが、いただいた資料に相違がある箇所がございました」
  • 「ご確認いただきたい点がございますので、お手すきの際にご一報いただけますと幸いです」

「内容」「資料」「認識」が間違っている場合の言い換え

「間違っている」は、人そのものではなく、資料や認識といった「モノ」を指して使うことも多い言葉です。この場合は、相手を責めるニュアンスを避けやすい表現を選ぶと、より伝わりやすくなります。

資料やデータの誤りを指摘する場合

  • 「資料内に誤りが見つかりました」
  • 「一部の数値に不備があるようです」
  • 「記載内容に相違がございます」

これらは、間違いの原因が相手個人にあるとは限らない場面で使いやすい言い方です。

認識のズレを伝える場合

  • 「その点については、認識に相違があるかもしれません」
  • 「少し理解が異なっているようですので、改めてご説明させてください」

「間違っている」を直接使わず、「相違」「異なる」という言葉に置き換えることで、どちらが正しいかを決めつけない、やわらかい伝え方になります。

なお、自分自身の理解が正しいかを確認したいときの言い方(「間違いないでしょうか」など)については、別の記事で詳しく扱っています。

⇒ 「間違いないでしょうか」は敬語として正しい?お間違いないでしょうかとの違いを解説

場面別に使える例文(メール・口頭・チャット)

同じ言い換え表現でも、伝える手段によって言葉の選び方や文の長さが変わります。ここでは、メール・口頭・チャットの3つの場面別に例文をご紹介します。

メールの場合

文章として残るため、丁寧さと正確さを意識した言い回しが適しています。

  • 「先ほどいただいた会議日程のご案内ですが、日付に誤りがあるようですので、念のためご確認いただけますでしょうか」

口頭・会議の場合

対面や会議では、簡潔かつ柔らかい言い方が好まれます。

  • 「すみません、さっきの手順、少し順番が違っていたかもしれません」
  • 「あれ、聞いていた時間と違う気がするので、確認してもいいですか」

チャットツールの場合

Slackやチャットワークなどでは、簡潔さを保ちつつも配慮のある一言を添えると印象が良くなります。

  • 「さっきのメール、宛先が違っていたかもしれません。確認してもらえますか」
  • 「認識違いかもしれないので、後ほどすり合わせできますか」

言い換えで注意したいポイント

言い換え表現を使う際には、いくつか気をつけたいポイントがあります。

二重敬語に注意する

「間違っている」を尊敬語にしようとして「お間違えになっている」と言ってしまうケースがありますが、これは二重敬語にあたります。相手の間違いを丁寧に伝えたいときは、「お間違えではないでしょうか」「ご確認いただけますでしょうか」といった言い方のほうが自然です。

言葉を置き換えるだけでは不十分な場合もある

言い換え表現を使っても、伝え方によってはきつい印象になってしまいます。

  • NG例
    「相違がございます。修正してください」
  • OK例
    「恐れ入りますが、相違がある箇所がございましたので、ご確認いただけますでしょうか」

クッション言葉を添える

「恐れ入りますが」「大変恐縮ですが」といったクッション言葉を一言添えるだけで、指摘の印象はやわらかくなります。特に目上の方や取引先に伝える際は、意識して使うようにしましょう。

まとめ

「間違っている」をそのまま使うと、意図せず相手にきつい印象を与えてしまうことがあります。「誤りがございます」「相違がございます」「ご確認いただきたい点がございます」といった言い換え表現を、相手との関係性や場面に合わせて使い分けることで、指摘の内容を柔らかく伝えられます。

指摘する相手が人なのか、それとも資料や認識といった「モノ」なのかによっても、適した言い方は変わってきます。今回ご紹介した表現や例文を参考に、状況に合った言葉を選んでみてください。

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