
読書感想文を書こうとして、
原稿用紙を前にしたまま、
最初の一文で止まってしまうことはありませんか。
何を書けばいいか分からないわけではない。
本もちゃんと読んだ。
でも、
いざ書き始めようとすると、
手が動かなくなる。
「最初は、どんな書き出しにすればいいんだろう」
「ここで失敗したら、全部ダメな気がする」
そんなふうに考えているうちに、
時間だけが過ぎていきます。
でも、
それは文章が苦手だからでも、
考えが足りないからでもありません。
多くの場合、
考え方の順番が合っていないだけです。
このページでは、
「最初の一文が書けない」と感じる理由を整理しながら、
書き始める前に、
今は何を考えなくていいのかを
順番にほどいていきます。
「最初の一文が書けない」と感じる本当の理由
読書感想文で
「最初の一文が書けない」
と感じるとき、
多くの人はこう思っています。
「いい書き出しを考えないといけない」
「ここで失敗したら、全部ダメになりそう」
でも、
本当に止まっている理由は、
書き出しが難しいからではありません。
多くの場合、
-
何から考えればいいか分からない
-
どこまで決めればいいか見えていない
この状態のまま、
いきなり「最初の一文」だけを
考えようとしていることが原因です。
本来、書き出しは、
-
どの場面を書くか
-
何を伝えたいか
が見えてから、
あとで決まるものです。
それなのに、
内容がまだ決まっていない段階で
最初の一文を考えようとすると、
言葉が出てこなくなるのは自然なことです。
つまり、
「最初の一文が書けない」
=
「考える順番が合っていない」
というだけです。
最初の一文は、今は考えなくていい

ここまでで、
「なぜ書き出しで止まりやすいのか」
が分かってきたと思います。
だから、
ここではっきりさせておきたいことがあります。
最初の一文は、今は考えなくていい
ということです。
書き出しは、
感想文の中身がそろってから、
「この話を、最初に少し書こう」
と、あとで決めることができます。
今は、
-
うまい一文
-
正しい書き出し
を探す必要はありません。
原稿用紙の最初は、
空けておいて問題ありません。
書き出しを考えるのは、
感想文の中身が見えてからで十分です。
読書感想文は、上から順に書かなくていい
書き出しを今は考えなくていいと分かると、
次に出てくる疑問は、
「じゃあ、どこから書けばいいの?」
というものです。
答えは、とてもシンプルです。
読書感想文は、上から順に書かなくていい
ということです。
原稿用紙の一番上から書こうとして
手が止まるなら、
そのやり方を変えて大丈夫です。
-
書けるところから書く
-
書きやすい部分を先に書く
-
空いているところは後回しにする
このやり方でも、
感想文としてまったく問題ありません。
今は、
-
書けるところを書く
-
書けないところは空けておく
それだけで十分です。
先に作るのは「感想文のパーツ」
読書感想文を書こうとすると、
「ちゃんとした文章にしなきゃ」
と思ってしまいがちです。
でも、ここでいきなり
文章を完成させようとする必要はありません。
先にやるのは、
感想文のパーツを集めることです。
パーツというのは、
あとで文章に使うための
小さな材料のこと。
1文になっていなくても大丈夫ですし、
きれいな言い方でなくても問題ありません。
たとえば、
-
心に残った場面
-
そのとき、少し気になったこと
-
読みながら浮かんだ考え
こうしたものが、
すべて感想文のパーツになります。
ここでは、
-
うまく書けているか
-
感想っぽいか
を気にしなくていいです。
「これ、あとで使えそうだな」
と思うものを、
そのまま出していくだけでOK。
感想文は、
パーツがそろってから形になります。
だから今は、
文章にしようとせず、
材料を集めるところまでで十分です。
パーツは「作りやすい順」で集めればいい
感想文のパーツは、
思いついた順・作りやすい順で集めて大丈夫です。
最初から、
「これが一番大事なパーツ」
を決める必要はありません。
むしろ、
決めようとすると止まりやすくなります。
おすすめなのは、
頭に浮かびやすいものから出していくことです。
たとえば、こんな順番です。
-
まず、心に残った場面
-
次に、そのときどう思ったか
-
余裕があれば、そこから考えたこと
この順番でなくても構いませんが、
多くの人にとっては、
この流れが一番出しやすいです。
「考え」から出そうとすると、
言葉が出てこなくなることがあります。
でも、
「どの場面が気になったか」なら、
比較的すぐに思い出せます。
そこを起点にすると、
-
あの場面、なんで気になったんだろう
-
読んでいて、こんなことを思ったな
と、
次のパーツが自然につながってきます。
大切なのは、
順番を正しくすることではありません。
-
出しやすいところから出す
-
思いついたものを、そのまま置く
それだけでOKです。
パーツは、
あとから使う材料なので、
今はバラバラでも問題ありません。
ここまで来ると、
「これ、あとでどうするんだろう?」
と感じる人もいるかもしれません。
その答えは、
次でまとめて確認します。
作ったパーツは、あとで並べれば大丈夫
ここまでで、
いくつかのパーツが出てきたと思います。
この時点で、
それらを文章の順番に並べる必要はありません。
「最初にこれを書いて、次にこれで…」
と考え始めると、
また手が止まりやすくなります。
今は、
並べ方を決めなくていい段階です。
やることは、とてもシンプルです。
-
出したパーツを、そのまま置いておく
-
使えそうなものがある、という状態にする
それだけで大丈夫です。
感想文は、
並べてから考えるものです。
先に順番を決めようとしなくていいし、
正しい形を探す必要もありません。
あとで、
-
これは最初に使えそう
-
これは真ん中かな
-
これは最後に回せそう
と、
見ながら決めれば十分です。
もし、
-
パーツが少ない気がしたら
-
使えそうなものが見当たらなかったら
そのときは、
もう一度本に戻って、
気になるところを探せばOKです。
パーツを足すのは、
やり直しではありません。
正しい戻り方です。
今は、
-
文章にしない
-
並びを決めない
この2つを守れていれば、
次に進む準備はできています。
まとめ|最初の一文は、最後でいい
ここまで読んで分かるのは、
読書感想文で止まってしまう原因が、
書き出しそのものではない、ということです。
多くの場合、
-
何から考えればいいか分からない
-
まだ決まっていない状態で
最初の一文だけを考えようとしている
これが、
「書けない」と感じる正体でした。
だから、
-
最初の一文は、今は考えなくていい
-
上から順に書かなくていい
-
先に、感想文のパーツを出せばいい
この順番で進めれば、
書き始める前のストレスは
ぐっと小さくなります。
書き出しは、
感想文の中身が見えてから、
あとで決めることができます。
今は、
-
何を書き始めるか
-
どこから埋めるか
を悩む必要はありません。
「今やること」と
「あとでやること」を分けるだけで、
感想文は進めやすくなります。
もし、
-
ここから何をすればいいか迷ったとき
-
出したパーツをどう使えばいいか分からなくなったとき
は、書く順番を整理した地図を確認してみてください。
「最初の一文が書けない」と感じたら、
そこに戻って、
今どの作業をしているのかを
確かめるだけでも大丈夫です。
