「成人式の振袖に合わせたい」「浴衣コーデにぴったりの草履がほしい」「——そんな時にふと疑問になるのが「草履って、どこで売ってるの？」ということ。 さらに、レンタル品が合わなかったり、足のサイズが合わず自分で用意しなければならなくなった…という方も少なくありません。
普段なじみがないものだからこそ、いざ探そうとすると「どこに行けばいい？」「ネットでも買える？」「いつまでに準備すれば大丈夫？」と迷ってしまうことも多いはずです。
この記事では、着物初心者さんでも安心して草履を選べるように、購入できるお店や通販の活用法、選び方のポイントやタイミング、さらによくある疑問までわかりやすくご紹介します。
この記事を読めば、自分にぴったりの草履が見つかり、イベント当日も安心して楽しめますよ。
どんな場面で草履が必要？
成人式・卒業式などフォーマルな場面
振袖や袴、訪問着などに合わせる際には、フォーマル向きの草履が欠かせません。特に成人式や卒業式、結婚式では装い全体の格を整えるためにも、草履選びが重要になります。
夏祭りや花火大会の浴衣コーデ
浴衣にはカジュアルな草履や下駄を合わせるのが定番です。歩きやすさやデザイン性も重視して、コーディネートを楽しみましょう。
草履はどこで売ってる？主な購入先
着物専門店・呉服店（地域の店舗）
着物専門店や呉服店では、フォーマルな草履が豊富にそろっています。実際に手に取って試せるので安心感があります。
百貨店の和装小物売り場
百貨店の和装売り場でも、質の高い草履が見つかります。気軽に相談できるのもうれしいポイントです。 伊勢丹や高島屋など大手百貨店では、フォーマル向きの上質な草履も豊富に取りそろえています。
浅草・京都など観光地の履物専門店
観光地の履物店には、伝統的なものからモダンなデザインまで幅広い草履が並びます。旅のついでに探すのもおすすめです。 たとえば、東京なら「辻屋本店（浅草）」、京都なら「ゑびすや」などの老舗履物店も人気です。
Amazon・楽天など通販サイト
忙しい方や近くに店舗がない方には通販が便利。ただしサイズ感や質感がわかりにくいため、口コミやレビューを参考に慎重に選びましょう。
和装レンタル店での購入オプション
一部の和装レンタル店では、草履をそのまま購入できるプランもあります。レンタル用の草履が合わなかった場合や、自分用に揃えておきたい場合に便利です。ただし、取扱いや在庫は店舗によって異なるため、事前に問い合わせて確認するのがおすすめ。特に成人式や卒業式シーズンは早めの準備が安心です。
初心者さん向け・草履の選び方ポイント
フォーマル用とカジュアル用の違い
どんな場面に向いているかは先にご紹介しましたが、ここでは形や特徴の違いを詳しく見ていきます。 フォーマル用はかかとが高めでエレガントなデザインが多く、カジュアル用は歩きやすさやデザイン重視。成人式や卒業式など正式な場面ではフォーマル用、浴衣や夏祭りなどカジュアルな場面ではカジュアル用が適しています。鼻緒や素材にも違いがあるため、場面に合ったものを選ぶと安心です。
サイズ選びのコツ
草履は足の実寸より少し小さめで、かかとが少し出るくらいが美しい履き方とされています。通販の場合はサイズ表記をよく確認しましょう。 市販の草履はS／M／L表記で展開されていることが多く、通販でもこのサイズ表記が主流です。フォーマル用など一部の専門店ではcm単位で細かくサイズが表示されていることもあります。
鼻緒の素材・色合わせの考え方
鼻緒は足に当たる部分なので、柔らかくて痛くなりにくい素材がおすすめ。着物や浴衣との色合わせも楽しみたいポイントです。
草履の価格帯と目安
カジュアル用は3,000〜5,000円程度から、フォーマル用は10,000円以上が目安です。お気に入りの一足を長く楽しめるものを選びましょう。
失敗しない購入のタイミングと注意点
イベントのどれくらい前に準備するべき？
最低でもイベントの2〜3週間前には準備しておくのが安心。サイズ交換や調整が必要になる場合もあるため、余裕を持って探しましょう。
通販で買う場合の納期と返品対応
通販の場合、納期や返品ポリシーを必ず確認しましょう。急ぎの場合は即日発送対応のショップを選ぶのが安心です。
実店舗での試着のメリット
試着すれば、サイズ感や履き心地がしっかり確認できます。鼻緒の当たり方やバランスもチェックできるので、できれば実店舗での購入がおすすめです。
よくある質問（Q&A）
イオンやイトーヨーカドーなど大型スーパーに草履は売っている？
イオンやイトーヨーカドーなどの大型スーパーでは、通常はフォーマル用の草履（成人式や結婚式向け）は取り扱っていないことがほとんどです。 ただし、夏の浴衣シーズンには浴衣用の簡易的な草履や下駄が期間限定のコーナーで販売されることがあります。フォーマル用の草履が必要な場合は、専門店や百貨店、通販を利用するのがおすすめです。
ドン・キホーテに草履は売っている？
ドン・キホーテでは、夏の浴衣シーズンに浴衣用の簡易的な草履や下駄が販売されることがあります。ただし、成人式や結婚式などフォーマルな場面にふさわしい草履は取り扱っていない場合がほとんどです。フォーマル用は専門店や百貨店、通販で選ぶのがおすすめです。
100円ショップに草履は売っている？
一般的な100円ショップでは、正式な草履はほとんど取り扱っていません。ごくまれに夏の季節商品として簡易的なサンダル風のものが並ぶことはありますが、成人式や結婚式などフォーマルな場面には適していません。きちんとした場面では、専門店や通販でしっかり選ぶのがおすすめです。
ショッピングモールでも草履は買える？
大型ショッピングモール内の呉服店（さが美、きものやまと など）では、フォーマル用の草履を取り扱っていることがあります。また、夏の浴衣シーズンには期間限定で浴衣用の草履や下駄が販売されることもあります。普段から常設で多くの草履が置いてあるわけではないため、目的の草履（フォーマル用・浴衣用など）がある場合は、事前に店舗に問い合わせて在庫を確認すると安心です。
足のサイズが大きい場合、成人式用の草履はどうやって探せばいい？
成人式用の振袖に合わせる草履で、レンタル品のサイズが合わなかった場合は、自分で購入するのがおすすめです。 足のサイズが大きめ（たとえば25cm以上など）の場合は、百貨店や浅草・京都の老舗履物店、または通販サイト（Amazon・楽天など）で大きめサイズの取り扱いがあるか確認してみましょう。 専門店ではサイズ展開が豊富な場合や、別注対応も可能な場合があります。成人式シーズンは混み合うため、早めに問い合わせ・準備を進めると安心です。
足のサイズが小さい場合、草履はどこで買える？
通常、Sサイズの草履は22.0cm程度からの取り扱いが多く、20.5cmなどの小さいサイズは一般の店舗や百貨店では見つかりにくいことがあります。その場合は、浅草や京都などの老舗履物店や専門店に相談し、「別注（別誂え）」で作ってもらう方法があります。事前にお店に問い合わせて、対応可能か確認してみましょう。フォーマル用の場合は特に早めの準備が安心です。
普段履きでも使える？
カジュアル用の草履なら、ちょっとしたお出かけや普段使いにも活用できます。履き慣れると和の雰囲気が楽しめます。
草履と下駄、浴衣にはどっちが合う？
浴衣には下駄が定番ですが、歩きやすさや好みによって草履を選ぶ方も増えています。TPOやコーディネートに合わせて選びましょう。
ネットで安い草履でも大丈夫？
安価なものは品質に差があるため、レビューをよく確認し、信頼できるショップから購入するのが安心です。
まとめ
草履は成人式や卒業式、夏祭りなど、さまざまなイベントで必要になるアイテムです。探す際は、自分のシーンに合った草履を選んでみてくださいね。実店舗で試着する安心感もありますし、通販を活用すれば忙しい方でも準備が間に合います。この記事でご紹介した購入先や選び方のポイントを参考に、自分にぴったりの草履を見つけて、イベント当日をもっと楽しんでくださいね。
