
読書感想文を書くとき、
「どう書けばいいか」よりも、
「今なにをすればいいのか分からない」ことで止まる人は多いです。
このページでは、
読書感想文を書く流れを、
4つの作業に分けて整理しています。
うまい文章を書く必要はありません。
感想文っぽくしようともしなくて大丈夫です。
書けなくなったら、
「今はどの作業をしているのか」
「次は何をすればいいのか」
を確認するために、ここに戻ってきてください。
この4つの順番で進めていけば、
作業を重ねるうちに、
あとから見たときに読書感想文の形になっています。

ステップ1|本を読む(全部わからなくてもOK)
このステップでやること
まずは、本を読みます。
最初から最後まで一気に読まなくても大丈夫です。
読みながら、
「ちょっと気になるな」
「なんとなく印象に残ったな」
と思ったところがあれば、
付箋やしおりで目印をつけておきます。
この段階では、
内容をまとめたり、感想を考えたりする必要はありません。
読むことだけに集中してください。
ここが止まりやすいポイント
-
ちゃんと理解できていない気がする
-
読むのが遅い
-
難しい言葉が多い
こう感じることはよくあります。
でも、ここでは問題ありません。
「完璧に理解すること」は、このステップの目的ではないからです。
ここまで読んで、
「読めたけど、このあと何をすればいいか分からない」
「感想はまだ考えなくていいのは分かったけど、次が見えない」
と感じたら、
先にこちらを読んでみてください。
→ 何を書けばいいか分からない読書感想文|感想は後でいい
分からないところがあっても、
最後まで読めていなくても、
目印が少しついていればOKです。
「読んだ」という事実と、
あとで戻れる印があれば、
次のステップに進めます。
ステップ2|印をつけたところを見返してメモする
このステップでやること
ステップ1でつけた印のところを、もう一度見返します。
ここで、初めて短いメモを取ります。
メモは、長い文章にする必要はありません。
1文でも、単語でも大丈夫です。
-
どう思ったか
-
なぜ気になったか
このどちらかが書ければ十分です。
「正しい感想」や
「うまい言い方」を考える必要はありません。
思ったままを、そのまま書くだけでOKです。
ここが止まりやすいポイント
-
いい感想を書かなきゃいけない気がする
-
文章にしないといけないと思ってしまう
-
数が少なくて不安になる
こう感じたら、少しだけ立ち止まってください。
このステップの目的は、
感想を完成させることではありません。
あとで使う材料を集めることです。
メモが2つか3つあれば、
次のステップに進めます。
もし少ないと感じたら、
文章を増やそうとせずに、
もう一度本に戻って、
印をつけるところを増やせば大丈夫です。
ステップ3|メモを並べて順番を決める
このステップでやること
ステップ2で書いたメモを、すべて並べます。
紙に書いている場合は、見えるところに広げてください。
次に、
どの順番で書くかを決めます。
考えるのは、次の3つだけです。
-
始め
-
中
-
終わり
どのメモを、
どこに置くかを決めればOKです。
並べるときは、
「始め・中・終わり」で
何を書く場所なのかを、軽く思い出すくらいで十分です。
-
「始め」…どんな本だったかを伝える場所
-
「中」……いちばん書きたい場面を1つ使う場所
-
「終わり」…読み終わって今思っていることを書く場所
この段階では、
文章を書く必要はありません。
メモを置き分けるだけで大丈夫です。
ここが止まりやすいポイント
-
どれを使えばいいか迷う
-
全部使わないといけない気がする
-
正しい順番を探してしまう
こう感じたら、
少し力を抜いてください。
このステップでは、
正解を決める必要はありません。
使わないメモがあっても問題ありません。
1つ減らすだけでも、前に進んでいます。
迷ったときは、
「このメモは、ここに入りそうかな」
という感覚で選んでください。
順番が決まった時点で、
読書感想文の土台はほぼ完成しています。
ステップ4|順番どおりに文章にする
このステップでやること
ステップ3で決めた順番どおりに、
メモを文章にしていきます。
ここで大切なのは、
新しく考えないことです。
すでに並べたメモを、
上から順に、文章としてつなぐだけでOKです。
うまい書き出しや、
きれいな表現を考える必要はありません。
思ったことを、
そのままの言葉で書いてください。
このステップで、
はじめて「作文」になりますが、
完成を目指さなくて大丈夫です。
ここが止まりやすいポイント
-
これで合っているのか不安になる
-
うまく書こうとして手が止まる
-
文字数が気になり始める
こう感じたら、
少しだけ立ち止まってください。
このステップでは、
感想文らしく書こうとしなくていいです。
順番どおりに書いていれば、
あとから見たときに、
自然と読書感想文の形になります。
もし書きにくくなったら、
無理に続けず、
ステップ3に戻って順番を見直してもOKです。
このステップで伝えたいのは、
-
書くのは「仕上げ」
-
考える作業はもう終わっている
-
止まったら前のステップに戻ればいい
ということです。
ここまで進めば、
読書感想文は、
もう書き始めています。
もしこのあとで、
「最後まで書いたのに、文字数が足りない」
と感じた場合は、
文章を無理に増やす必要はありません。
どこを考え直せばいいのかを整理した記事を、
こちらで紹介しています。
→ 読書感想文の文字数が足りないとき|増やさずに考え直す
今日はどこまでやればいい?進め方の目安
読書感想文は、
一日で全部やる必要はありません。
今の時間や気分に合わせて、
できるところまで進めば大丈夫です。
時間があまりない日
→ ステップ1まで
-
本を読む
-
気になったところに印をつける
ここまでできていれば、
次に進む準備はできています。
少し余裕がある日
→ ステップ2まで
-
印をつけたところを見返す
-
短いメモを書く
メモが2つか3つあれば、十分です。
書けそうな日
→ ステップ3まで
-
メモを並べる
-
「始め・中・終わり」に分ける
この時点で、
感想文の形はほぼ決まっています。
今日は書くところまでやりたい日
→ ステップ4まで
-
決めた順番どおりに文章にする
うまく書こうとしなくて大丈夫です。
途中で止まっても、進んでいます。
もし書いていて、
「足りない」「書きにくい」と感じたら、
無理に文章を増やす必要はありません。
その場合は、
ステップ2や3に戻って、
メモや順番を見直せばOKです。
このページは、
「一気に完成させるためのもの」ではなく、
迷わず進むための地図です。
止まったら、
今いるステップを確認して、
できるところから、また進めてください。

