
読書感想文のために本を読んだのに、
読み終わったあと、手が止まってしまうことはありませんか。
「なんだか思っていたのと違った」
「正直、あまり面白くなかった」
「この本で感想文を書いていいのかな」
そんなふうに感じると、
次に何をすればいいのか分からなくなってしまいます。
でも、それはあなたの読み方が悪いわけでも、
本選びに失敗したわけでもありません。
読書感想文で止まってしまう理由は、
「面白くなかったから」ではなく、
どう考えればいいかが分からなくなったからです。
この記事では、
本があまり合わなかったと感じたときに、
どう考えれば先に進めるのかを整理します。
うまい感想を書く必要はありません。
感動をひねり出す必要もありません。
まずは、
「止まってしまった理由」を一緒に見ていきましょう。
「この本じゃなかったかも」と思って止まってしまうとき

本を読み終えたのに、
なぜか読書感想文に手がつかない。
そんなとき、
「面白くなかった」という気持ちよりも、
「これで進んでいいのか分からない」
という迷いが残っていることがあります。
本当は、別の本を読みたかった。
もう少し、自分で選んだ感じがする本がよかった。
そう思っていると、
「この本で感想文を書いていいのかな」
という判断ができなくなってしまいます。
特に、
-
第1希望の本ではなかった
-
時間がなくて、急いで選んだ
-
誰かにすすめられて読んだ
こんな場合は、
自分で決めきれなかった感じが残りやすく、
次に何をすればいいのか分からなくなりがちです。
ここで止まってしまうのは、
読む力が足りないからでも、
まじめに取り組んでいないからでもありません。
ただ、
「どう受け取ればいいか」
「どう考えればいいか」が
まだ見えていないだけです。
次のパートでは、
この迷いが「失敗」ではない理由を、
整理していきます。
本が面白くなかった=失敗、ではない
「面白くなかった」と感じると、
つい、こんなふうに思ってしまいがちです。
「本選びをまちがえた」
「感想文に向いていない本だった」
「最初からやり直したほうがいいのかな」
でも、ここにはひとつ、
よくある思い込みがあります。
それは、
読書感想文は「面白い本」を選ばないと書けない
という考え方です。
実は、
読書感想文は
「感動した話」や
「おもしろかったところ」を
うまくまとめる宿題ではありません。
本を読んで、
-
どう感じたか
-
どこでひっかかったか
-
なぜそう思ったか
そうした
読んでいて感じたことを言葉にするのが、
読書感想文です。
だから、
-
思っていた内容と違った
-
読みにくいと感じた
-
あまり気持ちが動かなかった
こうした感じ方も、
間違いでも失敗でもありません。
それは、
そう感じた、というだけのことです。
面白くなかったからダメ、ではなく、
面白くなかった理由がある。
ここに気づけると、
止まっていた気持ちが少し整理されてきます。
次のパートでは、
この考え方をふまえたうえで、
じゃあ、どう進めばいいのかを
はっきりさせていきます。
自分で選びきれなかった本でも、進んでいい
ここまで読んで、
「面白くなかったのは失敗じゃない」
という考え方は、少し見えてきたかもしれません。
それでも、
こんな迷いが残ることはあります。
「本当は、別の本を読みたかった」
「自分でちゃんと選んだ感じがしない」
「この本で感想文を書いていいのかな」
ここでは、その迷いに
はっきり答えを出します。
自分で選びきれなかった本でも、
そのまま進んで大丈夫です。
学校や図書館では、
-
人気の本が借りられなかった
-
時間がなくて急いで選んだ
-
すすめられた本を読んだ
ということは、よくあります。
そういう状況になることは、
めずらしいことではありません。
そして、
今、手元にあるその本を、最後まで読んだ。
それだけで、
読書感想文に必要な条件は、もうそろっています。
大事なのは、
「最初から完ぺきな本を選ぶこと」ではなく、
読んだあとに、どう向き合うかです。
選び直さなくていい。
もう一度、別の本を読む必要もありません。
この本で、
次に進めます。
次のパートでは、
感想を考えようとする前に、
どこに目を向ければいいのかを
具体的に見ていきます。
感想を考える前に、見てほしいところ
「じゃあ、感想を書こう」と思ったときに、
急にむずかしく感じてしまうことがあります。
それは、
いきなりきれいな感想を作ろうとしているからです。
ここでは、
感想を考える前に、
目を向ける場所を少し変えてみましょう。
まずは、
「どう思ったか」ではなく、
読んでいるときに何が起きていたかを思い出します。
たとえば、
-
読んでいて、少し気になった場面
-
よく分からなくて、読み返したところ
-
正直、読むのが大変だと感じたところ
こうした部分は、
立派な感想でなくても大丈夫です。
「ここ、なんでこうなったんだろう」
「この場面、ちょっと分かりにくいな」
「ここは、あまり好きじゃなかった」
そんな小さな引っかかりでかまいません。
大切なのは、
無理に前向きな言葉にしないこと。
面白かったかどうかを
決める必要もありません。
今はただ、
気になったところがあったかどうか
それだけを見てみてください。
次のパートでは、
その「気になったところ」を、
どうやって書き残せばいいのかを
具体的に見ていきます。
次にやるのは、うまく書くことじゃない
ここまでで、
「どこを見ればいいか」は、もう分かっています。
でも、いざ書こうとすると、
また手が止まってしまうことがあります。
それは、
最初から、ちゃんとした文章を書こうとしているからです。
読書感想文は、
いきなり完成させるものではありません。
今やることは、
「うまく書く」ことではなく、
書き残すことです。
たとえば、
-
気になった場面のページ
-
分かりにくいと思ったところ
-
「なんでだろう」と思った一言
こうしたことを、
短く、メモのように残すだけで十分です。
文になっていなくてもかまいません。
順番がバラバラでも大丈夫です。
大事なのは、
あとで思い出せる形で残しておくこと。
今はまだ、
読みやすくまとめる必要も、
きれいな言葉に直す必要もありません。
「これは感想にならないかも」
と考えなくて大丈夫です。
まずは、
気になったことを
そのまま置いておきましょう。
次のパートで、
「ここまでできていれば大丈夫」という
確認ポイントをまとめます。
ここまでできていれば、ちゃんと進めている
ここまで読んで、
「まだ何も書けていない気がする」
と思っているかもしれません。
でも、今の段階で大切なのは、
完成しているかどうかではありません。
次のことを、ひとつずつ確認してみてください。
-
本を、最後まで読んだ
-
読んでいて、少しでも気になったところがあった
-
それを、書き残そうとしている
もし、これができていれば、
読書感想文はもう動き出しています。
文章になっていなくても大丈夫です。
きれいにまとめられていなくても問題ありません。
今はまだ、
考えを集めている途中です。
「何も思わなかった」と感じていたとしても、
こうして読み返してみると、
少し引っかかったところや、
分かりにくかった場面が、
ひとつくらいは見つかるはずです。
それで十分です。
読書感想文は、
いきなり完成させるものではありません。
まずは、
気になったことを残す。
ここまでできていれば、
ちゃんと次に進めています。
今やっているのは、
読書感想文全体の中の「途中のステップ」です。
「今どこまで来ているのか」
「このあと何をすればいいのか」を
一度整理しておきたい人は、
こちらも参考にしてみてください。
