「この度」の言い換え表現|ビジネスでの使い方と例文まとめ

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「この度は、」とメールを書き始めたものの、同じ言葉が続いてしまい、違う言い方はないかなと悩んだことはありませんか。

「この度」は改まった場面でとても便利な言葉ですが、繰り返し使うと文章が単調に見えてしまうこともあります。

この記事では、ビジネスで使えるフォーマルな言い換えから、カジュアルな場面向けの表現、さらに感謝やお詫びなど場面別の例文まで、幅広くご紹介します。ぴったりの言い回しを見つける参考にしていただければと思います。

「この度」の意味とビジネスでよく使われる理由

「この度」は、「今回」や「今度」を丁寧に言い換えた言葉です。目の前で起きていることや、少し前に起きた出来事を指すときに使われます。

なぜビジネスの場でよく登場するのかというと、「今回」よりも改まった響きを持っているからです。たとえば「今回はありがとうございます」と「この度はありがとうございます」を比べると、後者の方が丁寧で、相手への敬意がしっかり伝わる印象になりますよね。

そのため、お礼や謝罪、報告など、きちんとした気持ちを伝えたい場面で重宝されています。とはいえ、便利な言葉だからといって使いすぎると、文章がやや堅苦しく感じられることもあります。場面に合わせて他の言葉に置き換えることで、文章全体の印象がぐっと自然になります。

ビジネスで使えるフォーマルな言い換え表現

かしこまった場面で「この度」を言い換えたいときは、以下のような言葉が役立ちます。

今般(こんぱん)

最近から現在にかけての出来事を指す、非常にフォーマルな表現です。ビジネス文書や公的な案内文でよく使われ、「この度」よりもさらに格式高い印象になります。

先般(せんぱん)

少し前に起きた出来事を指すときに使います。「この度」が現在に近い出来事を指すのに対し、「先般」は過去の一定の時点を振り返るニュアンスがあります。

本件(ほんけん)

話題になっている案件そのものを指す言葉です。「この度」が時期を表すのに対し、「本件」は内容・案件を指すため、少しニュアンスが異なりますが、案件を明確に示したい場合の言い換えとして使えます。

これらは書き言葉としての印象が強いため、フォーマルな文書やあらたまったメールで使うと効果的です。

カジュアルな場面で使える言い換え表現

社内の気軽なやり取りや、親しい間柄でのメールでは、少し柔らかい言葉を選ぶと自然な印象になります。

今回

もっとも使いやすい言い換えです。「この度」よりもカジュアルで、日常的な報告や連絡にもなじみます。

今度

これから起こることや、直近の出来事を伝えるときに使えます。「今回」と近い意味ですが、少し先の予定を指すニュアンスも含まれます。

この間(このあいだ)

少し前の出来事を振り返るときに使う、話し言葉に近い表現です。社内チャットや口頭に近いやり取りで自然に使えます。

フォーマルな言葉が「相手への敬意」を重視するのに対し、カジュアルな言葉は「伝わりやすさ」や「親しみやすさ」を重視します。相手との関係性や場面に合わせて選ぶことが大切です。

「この度」と「この度は」の使い分け

「この度」と「この度は」は似ていますが、少し役割が異なります。

「この度は」は、話題を提示する働きがあります。「この度は、誠にありがとうございます」のように、後ろに続く内容の主題を示す形です。お礼や謝罪の冒頭でよく使われます。

「この度、」は、状況を説明する前置きのような働きをします。「この度、異動することになりました」のように、これから伝える出来事へ自然につなげる形です。

どちらも意味の大きな違いはありませんが、お礼やお詫びなど、気持ちを伝える場面では「この度は」、報告や案内など、事実を伝える場面では「この度、」を使うと、文章がすっきりまとまります。

シーン別|「この度」を使った言い換え例文

場面ごとに使える例文をご紹介します。

感謝を伝える場面

この度はお力添えをいただき、誠にありがとうございます。
→ 今回はお力添えをいただき、心より感謝申し上げます。

お詫びを伝える場面

この度はご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。
→ 今般はご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。

報告・案内をする場面

この度、新たな担当として着任することとなりました。
→ 本件、新たな担当として着任することとなりました。

このように、フォーマルな場面では「今般」、日常的なやり取りでは「今回」に置き換えると、相手や状況に合わせた自然な文章になります。

「この度」を使う際の注意点

「この度」は便利な言葉ですが、いくつか気をつけたいポイントがあります。

まず、一つの文章の中で何度も繰り返さないことです。同じ言葉が続くと、単調で読みにくい印象を与えてしまいます。お礼とお詫びを両方伝えたい場合など、複数回使いたくなる場面では、今回や本件など別の言葉に置き換えると読みやすくなります。

また、「この度」は後ろに具体的な内容を続けてこそ、相手に伝わる言葉です。「この度は、誠にありがとうございます」のように、何についてのお礼・お詫びなのかが分かる形で使うと、より丁寧な印象になります。

まとめ

「この度」は、フォーマルな場面では「今般」「先般」「本件」、カジュアルな場面では「今回」「今度」などに言い換えることができます。また、「この度は」と「この度、」では役割が少し異なるため、伝えたい内容に合わせて使い分けると、より自然な文章になります。場面や相手との関係性に応じて、ぴったりの言葉を選んでみてください。

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