小学生の自由研究テーマ40選|身近な材料でできる親子向けアイデア集

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夏休みの自由研究、
「テーマがぜんぜん決まらない……」と頭を抱えていませんか?

毎年のように悩むご家庭も多く、
特に小学生のうちは「何を研究にすればいいの?」と子ども自身も迷いがちです。

けれど、じつは自由研究のテーマは
身近なものほど面白くて、発見がたくさんあるんです。

おうちのキッチンでできる実験や、
ベランダの植物の観察、
お天気を毎日記録してみる──。

どれも、特別な準備をしなくても始められる立派な研究テーマになります。

このページでは、
「どんなテーマを選べばいいか分からない」
という小学生と保護者の方向けに、
家庭でできる・身近な材料で試せる自由研究テーマをたっぷり紹介します。

あわせて、学年別におすすめのアイデアや、
親子で無理なく進めるためのコツもまとめました。

「これならできそう!」と思えるテーマを、ぜひ見つけてみてくださいね。

自由研究テーマを決める前に知っておきたいこと

なぜテーマが決まらない?親子が迷う3つの理由

「テーマが決まらない」
という声はとても多いですが、
実はその理由にはいくつかの“共通点”があります。

まず1つ目は、テーマの範囲が広すぎること。
「何を研究してもいい」と言われると、かえって難しいですよね。
身の回りのこと、自然、科学、社会、どれも対象になるので、最初の一歩で迷ってしまうのです。

2つ目は、子どもの興味と学校の評価基準がズレていること。
本人は好きなことをやりたいのに、
「それって研究になるの?」と親が不安になって止めてしまうケースもあります。

3つ目は、「研究=難しいこと」と思い込んでしまうこと。
実際には、観察や記録、比べてみることも立派な研究。
たとえば「氷がどれくらいで溶けるか」や
「雨の日と晴れの日の植物の変化」も、
立派な自由研究テーマなんです。

テーマを選ぶときに大切な考え方

テーマを選ぶときは、まず“好き”や“気になる”を出発点にすることが大切です。
たとえば
「食べ物」「動物」「音」「光」「天気」など、
身近で気になることを書き出してみましょう。

そこから「どうして?」
「何が違うんだろう?」と疑問を持てば、
それがもう“研究テーマのタネ”になります。

また、次の3つを意識すると、テーマがぐっと決まりやすくなります。

  • 身近なものでできるか(家や学校で用意できるもの)

  • 時間内に終えられるか(1日~数日で完結できる)

  • 自分の言葉で説明できるか(発表・まとめがしやすい)

難しく考えるより、「やってみたい!」を大切にしましょう。
テーマ選びの段階から、自由研究はもう始まっています。

簡単にできる!家庭で試せる自由研究テーマ

家にあるものだけでできる自由研究は、
準備もかんたんで、すぐに始められるのが魅力です。

「わざわざ材料を買いに行かなくても、これならできそう!」
そう感じるテーマを集めました。
どれも、小学生でも安全に取り組める内容です。

キッチンでできる実験テーマ

身近な食材や調味料を使えば、理科の実験もぐっと親しみやすくなります。

  • 氷が溶けるスピードを比べてみよう

  • 塩の量で氷の溶け方は変わる?

  • 炭酸水にレーズンを入れるとどうなる?

  • 砂糖と塩で野菜のしなり方を比べてみよう

  • お湯の温度で色水の変化を観察しよう

どれも「見て」「比べて」「考える」だけで立派な研究になります。

おうちで観察できるテーマ

特別な道具がなくても、観察や記録を続けるだけで自由研究に。

  • ベランダの植物を毎日写真に撮って変化を記録

  • カーテンの開け方で植物の育ち方が変わるか調べてみよう

  • 天気と気温を毎日記録してグラフにしよう

  • 家の中で“音の大きさ”を測ってみよう(拍手・テレビ・掃除機など)

  • 家の中の磁石がくっつく場所を探そう

「気づき」を見つける練習にもなります。

リサイクル・エコ系の自由研究

環境に関するテーマは、どの学年でも人気があります。

  • ペットボトルで水をろ過してみよう

  • 牛乳パックで紙をリサイクルしてみよう

  • 新聞紙とティッシュの吸水力を比べてみよう

  • ペットボトル温度計を作って気温の変化を観察

  • 家の中の“ゴミの量”を1週間記録してみよう

「やってみたら意外な結果!」という発見が生まれやすい分野です。

学年別おすすめ自由研究テーマ

学年によって、興味の対象やできる作業のレベルは少しずつ変わります。
ここでは、低学年・中学年・高学年の3つに分けて、
それぞれに合ったテーマのアイデアを紹介します。

低学年(1〜2年生)におすすめのテーマ

まだ文字や図を書くことに慣れていない低学年は、
「見る・比べる・試す」 というシンプルなテーマが向いています。

  • 色水を作って混ぜてみよう(色の変化を観察)

  • 氷がどれくらいで溶けるか調べてみよう

  • 外と部屋の温度を毎日くらべてグラフにしてみよう

  • 花の色を写し取ってみよう(紙・布・ティッシュなど)

  • 1日で変わるものを探して記録してみよう(影・氷・天気など)

→ 絵や写真を多く使うことで、見やすく楽しい自由研究になります。

中学年(3〜4年生)におすすめのテーマ

この時期の子どもは、観察力や思考力が育ち始めるころ。
「条件を変えて比べてみる」 テーマがぴったりです。

  • 太陽の光の当たり方で洗濯物の乾き方は変わる?

  • 水の量を変えると植物の育ち方はどう違う?

  • 同じ材料で違う形の紙飛行機を作って飛距離を比べよう

  • ペットボトルで温度の変化を測ってみよう

  • 牛乳からバターを作って観察してみよう

→ 結果を表やグラフにまとめる練習にもなります。

高学年(5〜6年生)におすすめのテーマ

高学年になると、自由研究の内容も少し本格的に。
「原因と結果」「データの分析」 に挑戦できるテーマを選びましょう。

  • 塩の量で氷の溶け方はどう変わる?(再現性のある実験)

  • 家の中の静かな場所・うるさい場所を測ってグラフにしてみよう

  • 雨の日と晴れの日で気温の変化を比較してみよう

  • 冷蔵庫の開け閉め回数で電気の使い方を考えてみよう

  • 掃除の前後で空気の汚れ具合を比べてみよう(PM2.5測定器など)

→ 結果の考察やまとめ方も、少しずつ本格的に練習できる時期です。

1日でできる!すぐ終わる自由研究アイデア

「夏休みも残りわずか…!」「明日までに何か出さなきゃ!」
そんなときでもあきらめなくて大丈夫。

1日あればできる“かんたんテーマ”を集めました。
材料も手間も少なく、短時間でまとめられるので安心です。

短時間で結果が出るテーマ

すぐに変化が見られるテーマなら、観察や記録もその日のうちに完結します。

  • 氷が溶けるスピードを比べてみよう(場所・塩の量など)

  • お湯の温度で砂糖の溶け方はどう変わる?

  • 炭酸水にレーズンを入れて観察してみよう

  • 水に浮くもの・沈むものを調べて分類してみよう

  • 光の当たり方で影の長さがどう変わるか観察

→ どれも短時間で実験→結果→まとめまでできるテーマです。

道具を使わずできる実験や観察

家にあるもので完結できるテーマもおすすめ。
難しい準備がいらないので、気軽にチャレンジできます。

  • 家の中の“音の大きさ”を比べてみよう(拍手・掃除機・テレビなど)

  • 水を使わずに野菜を保存するとどうなる?

  • 同じ紙で違う形の紙飛行機を作って飛ばしてみよう

  • ティッシュとタオルで水を吸う速さを比べてみよう

  • 家の中で磁石がくっつく場所を探してマップにしてみよう

→ 実験が終わったら、感じたことを1枚のノートにまとめるだけでも立派な研究です。

親子で進めるコツとサポート方法

自由研究は「子どもの課題」と思われがちですが、
実は親子で一緒に考える時間が、もっとも大切な学びのひとつです。

ただし、やりすぎは禁物。
保護者が全部まとめてしまうと、子ども自身の発見や達成感がなくなってしまいます。
ここでは、上手にサポートするためのコツを紹介します。

親がやりすぎないサポートのコツ

親の役目は“助ける人”ではなく“聞いてあげる人”です。

  • 「どっちがいいと思う?」と子どもに選ばせる

  • 「どうしてそう思ったの?」と問いかける

  • 「それはおもしろいね」と一度受け止める

この3つを意識するだけで、子どもの思考力がぐんと伸びます。
手伝いすぎず、「一緒に考える姿勢」を持つことがポイントです。

子どもの「なぜ?」を引き出す質問例

自由研究のスタートは、「なぜ?」の一言から。
その気づきを広げる質問を意識してみましょう。

  • 「どうしてそうなるんだろう?」

  • 「他のやり方もあるかな?」

  • 「明日もやってみたら変わるかな?」

質問を重ねることで、考える力が育ちます。
子どもが答えに詰まっても、「じゃあ一緒に調べてみようか」と促すだけでOKです。

まとめ方に迷ったら

テーマが決まって、観察や実験もできたら、
いよいよ“まとめ”の段階です。

もし「どう書けばいいの?」と迷ったら、
以下の記事を参考にしてみてください。

🔗 [自由研究のまとめ方・書き方|模造紙・ノート・表紙まで解説]
🔗 [自由研究ノートのまとめ方]
🔗 [自由研究の模造紙レイアウト]

どれも、実際のノートや模造紙を使ったまとめ方を、
写真つきでわかりやすく紹介しています。

「自由研究」は“結果”よりも“考える過程”が大事。
親子で話しながら進めれば、それ自体が最高の学びになります。

まとめ

自由研究のテーマ選びで悩むのは、
実は“真剣に考えている証拠”です。

テーマを探す時間も、考える時間も、
ぜんぶが「学び」につながっています。

今回紹介したテーマやコツを参考に、
まずは“おもしろそう”と思ったことから始めてみましょう。

完璧なテーマでなくても大丈夫。
大切なのは、自分で見つけて、自分の言葉でまとめることです。

小さな気づきや発見の積み重ねが、
きっとお子さんにとって忘れられない経験になります。

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