「カーテンが20cm短くて、地面との間が空いてる…」
そんな誤算、意外とよくありますよね。 見た目も心ないし、外光も溜りがち。
でも、ただのカーテンなのに、そのためだけに買い換えるのはちょっともったいない。
その気持ち、よくわかります。
この記事では「なんとかごまかせないか」と考えている方のために、最低限の手間と費用で実践できる実用的な選択肢をまとめています。
ちょっとした工夫で、そのカーテン、まだ使えるかもしれません。
カーテンが20cm短いのはなぜ?まずは原因をチェック
サイズミスが起きやすいタイミングとは?
カーテンのサイズミスが起きやすいのは、引っ越し直後や模様替えのタイミング。以前使っていたカーテンを別の窓に流用する際や、店舗で「これくらいかな?」と目測で購入したときなどによく起こります。
意外と見落とす“フックの種類”と“レールの高さ”
同じカーテンでも、フックの「Aタイプ(天井付け)」と「Bタイプ(正面付け)」で高さが数センチ変わります。また、カーテンレール自体の取り付け位置が想定より高いと、結果的に短く見えてしまうことも。
測り方を間違えないための基本ルール
測るときは、まずレールのランナー(フックをかける部分)から床までの長さを基準にしましょう。そのうえで、使い方に合わせて1~2cmほど加減するとちょうどいい仕上がりになります。
自然にカバーできる!即効テクニック集
アジャスターフックで高さをアップさせる方法
アジャスターフックとは、カーテンの高さを微調整できる専用フックのこと。上下の長さをネジで調整でき、5cm程度までの不足ならカバーできます。
見た目も自然なので、まず試す価値ありのテクニックです。
アジャスターフックは、ニトリやホームセンター、100円ショップでも手軽に手に入ります。商品パッケージには「高さ調整可能フック」などと書かれていることもあるので、売り場でチェックしてみてください。
「少しだけ長さが足りない…」というときは、まずこの方法から試してみるのがおすすめです。
ニトリで買える!裾伸ばし補助アイテム
ニトリでは、マジックテープ式でカーテンの裾に足す「すそ補助布」が販売されています。色も白・ベージュ系で揃っているので、既存のカーテンと馴染みやすいのがポイント。貼るだけで+10cm前後の延長が可能です。
使い方はとても簡単。裾の裏側にマジックテープでペタッと留めるだけでOKです。ミシン不要で取り外しもできるため、賃貸住宅などでも安心して使えます。
「アジャスターフックだけでは足りない」「もっとしっかり長さを出したい」という場合の、次の手段としておすすめです。
100均で買える!布・レース・テープの実例
100円ショップでは、短いカーテンの長さ不足を補うために使える便利なアイテムがいくつか手に入ります。たとえば、ダイソーには「布用レーステープ(幅広タイプ)」や「布用両面テープ」「アイロン不要の接着布テープ」などがあります。
おすすめは、カーテン裏側の裾に「布用レーステープ」を貼って装飾を兼ねた延長を施す方法。ベージュや白系のナチュラルカラーを選ぶと、元のカーテンと馴染みやすく、目立ちにくく仕上がります。
また、セリアの「布用接着テープ(アイロン不要タイプ)」を使えば、レースやハギレ布を貼り付けるだけでOK。手縫い不要で初心者でも扱いやすく、失敗しにくいのが嬉しいポイントです。
貼り方のコツは、「カーテン全体にまっすぐ均一に貼る」ことと、「両端の始末を丁寧にする」こと。見た目の自然さがぐっと変わります。
レースカーテンの二重使いで“自然にごまかす”方法
外側のカーテンの長さが足りなくても、内側のレースカーテンを床までしっかり垂らすことで、全体のバランスが取れます。レースに視線が集まることで、外カーテンの短さが自然と目立たなくなります。
とくに、レースカーテンが「柔らかく広がるタイプ」や「柄入りで印象的なデザイン」の場合、視覚的な主役がそちらに移り、短さをうまくカバーできます。
逆にレースが短いと、カーテンの短さがより強調されてしまうため注意が必要。可能であれば、床スレスレ〜床に軽くつく長さのレースに変えるのがおすすめです。
さらに、レースカーテンを「ウェーブが美しく出るように等間隔で吊るす」など、きれいに見せる工夫を加えると、“あえてレースを見せるおしゃれな演出”のように仕上がります。
外からの目隠しや光の拡散効果もあるため、違和感を減らしながら実用性も高まる、一石二鳥の方法です。
「このままでも大丈夫?」判断のコツ
ごまかすときのチェックポイント
対策後は、次の3点を確認しておきましょう。
- 昼間の自然光で見ても違和感がないか?
- カーテンの両端や裾がめくれたり浮いたりしていないか?
- 装飾テープや補助布が均一にまっすぐ貼れているか?
特に「横から見たときに裏地が見える」「部分的にテープが浮いている」などがあると、不自然に目立ってしまいます。少し離れて全体を見てみると、意外とバランスの悪さに気づけたりしますよ。
よくあるNG例とその回避法
- テープの色がカーテンと合わず、逆に目立ってしまった → 可能であれば、カーテンと同系色・もしくは無彩色(白・ベージュ)を選びましょう。
- テープが数日後に剥がれてしまった → 貼り付け前にしっかりホコリを取る+表面を軽く押さえて固定時間を長めに取ると安定します。
- レーステープを貼ったものの、ギャザー部分が浮いて見える → 複数箇所に分散して貼る、もしくは布全体の重みがある素材を選ぶとバランスがよくなります。
よくある質問と不安の解消ポイント
どこまでなら許容範囲?
5〜10cm程度なら、立った状態でほとんどの人が気づきません。とくにレースカーテンが床まで届いていれば、視線がそちらに向くため、外側カーテンの短さはカモフラージュされやすいです。
一方、20cmを超えると目立ちやすくなるため、工夫や対策が必要になるケースが増えます。
「そのまま放置」はアリ?
実際のところ、短いままでも気にならずに使っている人は多くいます。たとえば以下のようなケースです:
- 来客のない寝室や子ども部屋
- 引っ越し直後でカーテンを一時的に流用している
- 西日よけなど用途が限定されている窓
「使えるならそのままでいい」と割り切って、気にせず使い続けている人も少なくありません。
また、家族や友人に聞いてみると「言われるまで気づかなかった」という声も多く、自分が気にするほど他人には目立っていないケースも多いようです。
気になる場合は、一度他の人の目線で見てもらうと安心材料になるかもしれません。
まとめ:買い直さなくても、ここまでできる!
20cm短いカーテン。 一見「失敗した…」と思いがちですが、工夫次第でまだまだ使えます。
とにかく大切なのは、完璧を求めすぎず「なんとなく自然に見えるかどうか」。
ご紹介した対策を試せば、多くの場合はちょっとした工夫で、十分に自然な見た目に整えることができます。
無理に我慢することも、焦って買い替えることもありません。
「とりあえずこの方法でいけそうかも」と思えたら、ぜひ気軽にやってみてくださいね。
きっと、あなたのカーテンはまだまだ活躍できます。