
「レシピにローリエって書いてあるけど、家になかった…」そんなとき、入れなくてもいいのか迷ってしまいますよね。
結論から言うと、ローリエがなくても多くの煮込み料理は問題なく作れます。主な役割は“臭み消し”と“香りづけ”。その役割を補える食材を使えば、十分おいしく仕上がります。
実際に代用としてよく使われているのが、ネギやセロリ、タイムなどの身近な食材です。特にネギは家庭にあることが多く、臭み消しと風味アップの両方に使える優秀な代用品。
この記事では、ローリエの役割を整理しながら、料理別に使える代用品と具体的な使い方をわかりやすく解説します。
ローリエがなくても大丈夫?【結論】
ローリエがなくても、カレーやシチュー、角煮などの煮込み料理は十分おいしく作れます。役割は主に「臭み消し」と「香りづけ」。その働きを補える食材を使えば、味が大きく落ちることはありません。
ローリエの代用は何がいい?【一覧でチェック】
ローリエの代用として使われることが多いのは、次のような食材です。
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ネギ(青い部分・白い部分)
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セロリの葉
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タイムやバジルなどのハーブ
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生姜・にんにく
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調理酒やワイン
それぞれ香りのタイプや得意な料理が少しずつ異なりますが、共通しているのは「臭みを和らげる」「風味を整える」という役割を補えること。
なかでも、家庭にあることが多く、使い方も簡単なのがネギです。煮込み料理では特に相性がよく、臭み消しとコク出しの両方に使えるため、迷ったらまずネギを選ぶと失敗が少ないでしょう。
ただし、より爽やかな香りを出したい場合や洋風の料理では、セロリやタイムなどを選ぶと仕上がりが変わります。
次の章では、ネギを使った具体的な代用方法を料理別に詳しく解説します。
ローリエの代用品としてネギはアリ?

ネギのどの部分が使えるの?(青い部分/白い部分)
ネギは大きく分けて、青い部分(葉)と白い部分(根元)に分かれます。代用に使うなら、
- 青い部分:香りが強く、臭み消しに効果的
- 白い部分:甘みがあり、煮汁に深みを出す
料理によって使い分けると、より効果的にローリエの役割を補えます。
ネギの香りが活きる料理とそうでない料理
ネギが活きるのは、豚の角煮や和風煮物、カレーやビーフシチューなどの煮込み系料理。特に肉の臭みが気になる料理に相性抜群です。
和風なら肉じゃが、ぶり大根、筑前煮など、だしの香りと調和しやすい料理が向いています。洋風でも、スパイスや赤ワインを使うような濃い味のシチューにはよく合います。
一方で、コンソメスープや白ワイン煮など、香りの繊細な料理ではネギの風味がやや主張しすぎることがあります。その場合は使用量を減らすか、他のハーブ(セロリ、パセリなど)と組み合わせてバランスを取るとよいでしょう。
「臭み消し」としてネギが優れている理由
ネギには、硫化アリルという成分が含まれており、これが臭み成分と結びついてやわらげてくれます。
また、加熱することで香りがやさしくなり、素材の旨みを引き立ててくれます。臭み消しと風味アップの両方を担える点で、とても優秀な代用品です。
ローリエとネギの風味はどう違う?代用時の仕上がりの特徴
ネギとローリエでは、香りのタイプが少し異なります。ローリエはスパイシーで爽やかな香りが特徴で、どちらかというと「香草らしい刺激」を加えるイメージです。
一方、ネギは加熱すると辛味がやわらぎ、やさしくて甘みのある香りに変化します。クセが少ないぶん、食材の味を引き立てる仕上がりになるのが魅力です。
そのため、代用にネギを使うと、料理全体の香りがマイルドになり、素材の旨みが前に出てくる傾向があります。スパイシーな香りを求めている場合は少し物足りないかもしれませんが、家庭料理としては十分においしく仕上がります。
「代用だから味が落ちる」というより、「ネギならではのおいしさに仕上がる」と前向きにとらえても大丈夫です。
ネギで代用する具体的な使い方

カレーでローリエを代用するなら?
カレーにローリエを入れる目的は、肉の臭みを和らげつつ、スパイスの香りを整えることです。代用する場合は、白ネギをみじん切りにして炒めるか、青い部分をお茶パックに入れて煮込みの初期に加える方法がおすすめ。
煮込みの途中で取り出せば、香りが強くなりすぎず、ほどよい風味を残せます。ネギの甘みが加わることで、全体がややマイルドな仕上がりになります。
ビーフシチューでローリエを代用するなら?
ビーフシチューでは、青ネギのぶつ切りを加熱初期に入れるのが効果的です。牛肉の独特な臭みをやわらげ、コクのある煮汁に自然になじみます。
長時間煮込む場合は、煮崩れる前に取り出すのがポイント。ガーゼやお茶パックに包んでおくと取り出しやすく、スープが濁るのを防げます。
豚の角煮でローリエを代用するなら?
豚の角煮では、青ネギを2〜3本ほどぶつ切りにして、煮込みの最初から加えます。ネギに含まれる硫化アリルが臭み成分と結びつき、豚肉特有のにおいを抑えてくれます。
煮込みが進んだら取り出すと、香りだけを残してすっきりとした味わいに。しょうがや調理酒と組み合わせると、さらに効果的です。
ネギを使う際の注意点(煮崩れ・香りの変化)
長時間煮込むと、ネギは煮崩れてスープが濁ったり、香りが強くなりすぎたりすることがあります。
- ぶつ切りにしてガーゼやお茶パックに入れる
- 煮込み終盤には取り出す
この2点を守ると、風味だけを残してきれいに仕上がります。
煮崩れしないためのちょっとした工夫
ネギは煮ると柔らかくなって溶けやすいため、ガーゼやお茶パックに包んで入れておくと、取り出しも簡単。
市販の出汁パックやキッチンペーパー+輪ゴムなどでも代用できます。手軽でおすすめです。
他にローリエの代わりになるものは?(セロリ・タイムなど)

セロリ/タイム/バジルなどとの比較
ネギ以外にも、次のような食材がローリエの代用品として使われています:
- セロリの葉:爽やかな香りで、臭み消しに◎
- タイムやバジル:洋風の香りづけに適している
- オレガノ/ローズマリー:ハーブ系の香りが欲しい時に
ただし、これらは常備していない家庭も多く、ネギのような手軽さはないのが難点です。
手元に何もないときの緊急テクニック
ネギすらない!という場合でも、以下のような方法で代用が可能です:
- 生姜・にんにくを少量加える
肉や魚の臭みを抑える効果があり、煮込みの初期にスライス1〜2片加えるだけでも風味が整います。 - しょうゆや味噌などの発酵調味料で臭みを和らげる
特に角煮や煮魚などでは、しょうゆの香ばしさや味噌のコクが臭みを包み込みます。 - 調理酒やワインでアルコール臭を飛ばす
加熱によってアルコール分は飛びますが、香りと旨味を残すことができ、洋風煮込みにおすすめです。
どれも家庭にある調味料なので、急なときでも安心して使える方法です。ローリエがなくても、工夫次第で十分おいしい仕上がりになります。
ネギの意外な活用アイデア【保存テクも】
青ネギの余りは、刻んで冷凍保存するのがおすすめ。ラップや保存袋に小分けしておけば、いつでも代用に使えます。
また、スープのだし、うどんの薬味、チャーハンの香りづけなどにも活用可能。ネギは「ただの野菜」ではなく、万能な香味素材です。
普段捨てていた青い部分も、今日からはストックしておきましょう。
ローリエの役割と必要性って?

そもそもなぜローリエが使われるの?
ローリエ(ベイリーフ)は、月桂樹の葉を乾燥させた香草。料理に使うことで、次のような効果が期待されます。
- 肉や魚の臭みを和らげる
- スパイシーで爽やかな香りを加える
- 料理全体の風味に深みを出す
特に煮込み料理では、食材のクセを抑えながら香りを整えるために重宝されています。
代用を考えるタイミングと失敗しないポイント
ローリエを切らしていたり、そもそも常備していないという方も多いはず。そんなときに代用品を考えるのは自然なこと。
代用を成功させるポイントは、
- 香りがきつすぎないこと
- 肉や魚のにおいをやわらげてくれること
- 火を通しても、ほんのりいい香りが残ること
このポイントさえ押さえておけば、ローリエがなくても十分おいしく仕上がるんです。
まとめ|ローリエがなくても料理は美味しくできる
「ローリエがないから料理できない…」と思っていた方も、ローリエの代用方法を知れば、もう大丈夫。
特に青い部分には臭み消し効果があり、煮込み料理では十分代わりになります。さらに、香りづけやコク出しにもひと役買ってくれる優秀な存在。
ネギ以外にもセロリやタイム、生姜など、家にあるもので代用する方法も知っておけば、料理の幅が広がります。
これからは、ローリエがなくても自信を持って料理に取り組めるはず。
そして「ネギってこんな使い方もあるんだ!」という発見が、日々の料理をもっと楽しくしてくれるでしょう。

