
本は、最後まで読み終わった。
でも、読書感想文を書こうとすると手が止まってしまう。
「気になったところは、たくさんある」
「どれも大事な気がして、1つに決められない」
そんなとき、
「じゃあ、最初から最後まで全部書こう」
と考えてしまう人は少なくありません。
正直に言うと、
それでうまくいくことは、ほとんどありません。
でも、
そう思ってしまうのは、めずらしいことでも、
おかしいことでもありません。
1つに決めなければいけないと思うほど、
かえって決められなくなるからです。
この記事では、
心に残った場面が選べないとき、
今ここで何をすればいいのかを整理します。
無理に決めなくて大丈夫。
決め方を、少し変えればいいだけです。
心に残った場面が選べなくなる理由
本を読み終わったあと、
「ここもよかったし、あそこも気になる」
そんなふうに、いくつも場面が思い浮かぶことがあります。
それは、
読み方が悪いからでも、
考えが足りないからでもありません。
ただ、
ちゃんと読めているからこそ起こることです。
気になったところが1つだけ、
というほうがむしろ少ない。
だから、
場面が選べなくなるのは、
特別なことではありません。
選べないと、全部書こうとしてしまう理由

場面が1つに決まらないと、
「じゃあ、全部書けばいいかな」
と考えてしまうことがあります。
それは、
どれを選べばいいか分からないからです。
1つに決められないままだと、
選ばずにすむ書き方を探してしまいます。
その結果、
-
最初から最後まで説明する
-
物語を順番に追って書く
という形になりやすい。
いわゆる「あらすじ」になってしまうのは、
とても自然な流れです。
ただ、そのままだと、
読書感想文にはなりにくい状態です。
「選ぶ」は、もう決まりにすることじゃない
「どれか1つを選ぶ」と聞くと、
それでもう決まりのような気がするかもしれません。
「一度決めたら、あとで変えたらダメかも」
「最初に決めるのが、一番大事かも」
そう思うと、
どれを選べばいいのか分からなくなってしまいます。
でも、読書感想文でここでやる「選ぶ」は、
そんな最終決定ではありません。
今は、
これで書いてみようかな
と思うくらいで十分です。
あとで書いてみて、
「なんだか書きにくいな」
「こっちの場面のほうが言葉が出てくるな」
そう感じたら、
別の場面に変えてもいい。
最初に決めたものに、
ずっとしがみつく必要はありません。
大事なのは、
完璧に選ぶことではなく、
止まらずに進むことです。
だから今は、
1つに決めきらなくて大丈夫。
どの場面を書くかを、
まだ決めきらなくても、
次のステップに進んで大丈夫です。
1つに仮ぎめでOK。あとで変えてもいい

ここでやってほしいのは、
「これで決まり」と確定させることではありません。
あくまで、
いったんこれでいってみよう
と仮ぎめするだけです。
「とりあえず、ここから書いてみる」
それくらいの気持ちで大丈夫。
もし書いてみて、
-
言葉が出てこない
-
説明ばかりになってしまう
-
なんだかしっくりこない
そう感じたら、
別の場面に変えていいんです。
それは失敗でも、
やり直しでもありません。
書いてみたからこそ、
「この場面は書きやすい」
「こっちのほうが続きそう」
と分かっただけ。
だから、
-
仮ぎめする
-
少し書いてみる
-
合わなければ変える
この行き来は、
読書感想文ではふつうの進み方です。
最初に選んだ場面に、
ずっとこだわる必要はありません。
大事なのは、
とりあえず決めて、進んでみること。
それで、ちゃんと前に進めています。
今ここで、完璧に選ばなくていい理由
ここまで読んで、
「でも、ちゃんとした場面を選ばなくていいの?」
と思った人もいるかもしれません。
答えは、
今は、そこまでやらなくて大丈夫です。
なぜなら、この段階の目的は、
「一番いい場面を決めること」ではないからです。
今やっているのは、
書き始めるための準備。
とりあえず決めて、
少し書いてみて、
合わなければ変える。
この動きをしていく中で、
-
書きやすい場面
-
気持ちが続く場面
が、自然に残っていきます。
だから、
最初から完璧に選ぶ必要はありません。
むしろ、
完璧に選ぼうとすると、
また手が止まってしまいます。
今は、
-
仮ぎめでOK
-
変えてOK
-
行ったり来たりしてOK
このくらいの気持ちで進んでください。
それで、ちゃんと次につながります。
まとめ|今は、決めきらなくていい
心に残った場面が、
1つに絞れなくても大丈夫。
それは、
考えが足りないからでも、
文章が苦手だからでもありません。
ただ、
決めるタイミングが、まだ来ていない
それだけです。
今は、
-
仮ぎめでOK
-
合わなければ変えてOK
-
行ったり来たりしてOK
このくらいで、ちゃんと前に進めています。
無理に「正解の場面」を決めなくていい。
完璧に選ぼうとしなくていい。
とりあえず決めて、
少し書いてみる。
その中で、
書きやすい場面が自然に残っていきます。
次にやること
ここまで読んだら、
もう「どの場面を書くか」で止まる必要はありません。
今は、
気になった場面を、そのまま書き出してみるだけでOKです。
うまくまとめなくて大丈夫。
文章にしなくても大丈夫。
「ここ、気になったな」
「なんでだろう?」
そんなメモから、少しずつ進んでいきます。
読書感想文全体の流れを、
最初から順番に知りたい人は、
こちらでまとめています。
