
小学生の意見文で「300字」と書かれていると、
「短いようで意外と書けない…」と感じる子も多いですよね。
書き出しでつまずいたり、
理由がうまく思いつかなかったりして、
気がつくと手が止まってしまうこともあります。
でも大丈夫です。
300字の意見文は、
「結論 → 理由 → 具体例 → まとめ」
の流れにそって書けば、
だれでも読みやすく仕上げることができます。
このページでは、
そのまま使える 300字の意見文テンプレート と、
人気のテーマで書いた 完成例文 を紹介します。
書き直しても使いやすいので、
ぜひ学校の課題に役立ててください。
小学生向け【300字意見文】すぐ使えるテンプレート

まずは、どんなテーマにも使える 300字の基本テンプレート を紹介します。
この形にそって書くだけで、読みやすい意見文になります。
300字テンプレ(そのまま使える型)
【結論】
私は、_______________________________と思います。
【理由】
なぜなら、_____________________________からです。
【具体例】
たとえば、_____________________________という出来事がありました。
このことから、___________________________と感じました。
【まとめ】
だから、私はこれからも_______________________と思います。
テンプレートに短い文章を当てはめるだけで、自然と300字前後にまとまります。
まずは「結論 → 理由 → 具体例 → まとめ」の順番を意識して、空欄を埋めてみてください。
テーマ別の300字意見文例(そのまま使える)

ここからは、
学校の課題でよく出されるテーマを使って、
300字の完成例文 を3つ紹介します。
どれも小学生でも使いやすい内容になっています。
例文①:あいさつの大切さ(約300字)
私は、あいさつはとても大切だと思います。
なぜなら、あいさつをすると、相手も自分も気もちよく一日を始められるからです。
私は朝、学校で元気に「おはよう」と言うようにしています。
すると、友だちが笑顔で返してくれたり、先生がほめてくれたりして、教室の空気が明るくなることがあります。
反対に、あいさつをせずに通りすぎると、なんとなく気まずい気持ちになります。
あいさつは言葉にするだけで、まわりの人と仲よくなるきっかけにもなります。
だから私は、これからも自分から先にあいさつをして、まわりの人を大切にしたいと思います。
例文②:読書はなぜ必要か(約300字)
私は、読書はとても大切な習慣だと思います。
なぜなら、本を読むことで知らなかった世界や考え方を知ることができるからです。
私は先日、自然について書かれた本を読みました。
そこには、森の生き物たちがどんなふうにくらしているのかがていねいに書かれていて、とてもおどろきました。
本を読むことで、自分の知らないことを楽しく学べるだけでなく、考える力もつくと思います。
ゲームや動画も楽しいけれど、読書には読書にしかない良さがあります。
だから私は、毎日少しでも本を読む時間をつくり、いろいろな世界にふれていきたいです。
例文③:タブレット学習とノート学習どちらが良いか(約300字)
私は、タブレット学習とノート学習は「どちらも大切」だと思います。
なぜなら、それぞれにいいところがあり、使い分けることで勉強がしやすくなるからです。
たとえばタブレット学習では、動画で分かりやすく説明してくれたり、間違えた問題をすぐにやり直せたりします。
一方、ノート学習には、自分の字で書くことで記憶に残りやすいという良さがあります。
私はテスト前、むずかしいところはノートに書き、練習問題はタブレットで進めています。
両方の良さを生かすことが、勉強をがんばる上でいちばん効果的だと思います。
だから私は、これからも場面に合わせて上手に使い分けたいです。
300字にまとめるコツ(小学生でもできる)
300字の意見文は、
書きたいことが多すぎると長くなり、
逆に思いつかないと短くなってしまいます。
ここでは、小学生でもすぐ使える「文字数をそろえるコツ」を紹介します。
① 書く内容を“4つ”にしぼる
「結論・理由・具体例・まとめ」の4つだけを書きます。
この4つにしぼれば、自然と文章の流れが整い、
むずかしいことを考えなくても読みやすくなります。
② 1つの文を短くしすぎない
短い文ばかりにすると、どうしても字数が足りなくなります。
「〜と思います。」「〜からです。」などの文を、
必要に応じて少し長めにして調整すると、ちょうど300字前後になります。
③ 具体例は“1つだけ”でOK
具体例を2つ以上入れると、すぐに字数がオーバーしてしまいます。
エピソードは1つだけにして、そのかわり 少しだけていねいに書く とバランスが良くなります。
④ 最後のまとめ文は「これから〜したい」にすると整う
最後のまとめは、
「だから私は、これから〜したいです。」
という形にすると、自然と前向きな結びになります。
字数も調整しやすく、小学生でも書きやすいパターンです。
無理に300字ぴったりに合わせる必要はありません。
290〜310字くらいの範囲なら学校の課題として十分OK なので、気楽に仕上げてみてください。
書く前に知っておきたいNG例
300字の意見文を書くときは、
ちょっとしたコツを知っておくだけで、仕上がりが大きく変わります。
ここでは、つまずきやすい“よくあるNGパターン”を紹介します。
① 感想文になってしまう
「おもしろかったです」
「すごいと思いました」だけだと、
意見ではなく感想文 になってしまいます。
意見文では「なぜそう思うのか」という理由を書くことが大切です。
② 具体例がなく説明だけになっている
理由を説明するだけで具体例がないと、
読み手にとってイメージがわきにくくなります。
エピソードを1つ入れるだけで、文章がぐっと分かりやすくなります。
③ 結論がぼんやりしている
「〜と思います。」の前に、
自分の考えをはっきり書くこと が大切です。
最初の文で「私は〜だと思います」と言い切ってしまうと、文章全体が読みやすくなります。
これらのポイントを意識するだけで、
300字の意見文はぐっと書きやすくなります。
書く前に一度チェックしてみてくださいね。
まとめ
300字の意見文は、一見むずかしそうに見えても、
「結論 → 理由 → 具体例 → まとめ」
の流れにそって書けば、だれでも読みやすい文章に仕上げることができます。
このページで紹介した
テンプレートや例文を参考にしながら、
まずは短いメモから書き始めてみてください。
何度か書き直すうちに、自然と300字のバランスがつかめてきます。
あなたの文章づくりの助けになればうれしいです。
関連リンク(意見文がもっと書きやすくなる記事)
300字の意見文を書いてみて、
「書き出しがむずかしい」
「理由の作り方が知りたい」
と感じたら、以下の記事も参考になります。
気になるところがあれば、ぜひあわせて読んでみてください。
